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鶏舎を支配するオーナーとパリ
はやぶさ(カレアレア)の“オーナー”は、マーティンボローのブドウ畑で油断なく目を凝らしホシムクドリやハイムネメジを追い払う任務についている。このはやぶさはニュージーランドの珍しい固有種で、マーティンボローのブドウ畑で育てられたのち、今では力強い羽を駆使し、ブドウ泥棒たちを威嚇している。まだ綿のボールのようだった雛の頃、三羽のニュージーランド固有種のはやぶさはロトルアのウィングスパン国立猛禽センターからマーティンボローの郊外のエスカープメントブドウ園にある、特別な巣箱に連れてこられた。五か月後、はやぶさの外敵のオコジョにそのうちの一羽が殺されてしまった。この事件は、自然界につがいでたった4,500組しか残っていないこの固有種のはやぶさの脆弱性を世間に知らしめることにもなった。

メスの“オーナー”とオスの“パリ”は、もうすっかり成熟した鳥の体重にまで成長し、自分たちのエサを捕獲するまでにまでになった。マーティンボローの大切なブドウの収穫に被害を与える、害鳥と見なされる多くの外来種のシムクドリやハイムネメジをパニック状態に追い込んでいる。「はやぶさの存在はこの地域の捕食者と餌の自然の均衡を取り戻している」とはパリセール・エステートブドウ園のセラー担当で、はやぶさを使った害鳥駆除プロジェクトの責任者のジェーン・レンティング氏の言葉。この害鳥駆除プロジェクトはワイラパラブドウ醸造者協会と南ワイラバラ生物多様性グループの後援で、自然保護局に認可されている。

「これまで何も恐れるものがなかった小型の鳥たちは、はやぶさの登場で危険を感じるようになり、均衡に変化が生じた。最近ではやぶさたちの戦術的展開にますます技巧が加わり、アクロバット飛行はかなり素晴らしい。小鳥たちは、右往左往して大騒ぎをするが、はやぶさたちは的に向かって一直進し、効率的に追い立てる。時々カササギと領域戦争を空中展開することもある。」と言う。

ブドウ園では未だにネットやその他の方法を使って害鳥からブドウを保護してはいるが、はやぶさを飛ばし始めてからの変化は劇的であった。この2羽のはやぶさは兄と妹だ。コロニーの拡大に伴い、近日中に一歳年上で、2羽の叔父にあたる3羽目が近々害鳥駆除に参加することになる。

<ニュースソース>
http://www.stuff.co.nz/environment/67570577/Honour-and-Pari-rule-the-roost-at-vineyard

27.04.2015

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