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ニューワールド・ワイン賞で、シャルドネがソーヴィニヨン・ブランを追い越す
今年のニューワールド・ワイン・アワードの傾向から判断すると、個人的な好きか嫌いかは別とし、シャルドネの人気上昇が顕著だった。

大手スーパー・マーケットチェーンが主催するニューワールド・ワイン賞の17年の歴史で今回初めて、ソーヴィニヨン・ブランより多くのシャルドネの競合サンプルが出品された。

ウェリントンのウェスト・パック・スタジアムで7月後半から3日にわたり審査された1,415のワインの中で、シャルドネは189本のエントリーがあった。「シャルドネは市場でますます求められるものになってきている。これは他のワイン同様、ワイン自体が進化してきたのだろう。昨年に比べるシャルドネの出品率は20%増加した」と審査委員長を務める、ジム・ハレー氏は言う。

シニア審査員のサイモン・ヌン氏は、「シャルドネは別としても、新たに出現してきたブドウ品種にもっと消費者は興味を示してもいいのでは。中には、これまで聞いたこともない様なワインもあるだろう。世界中にある5,000−10,000種のワインの中で、おそらくニュージーランドには60種ぐらいしかないだろう。これは、他市場からの距離や、ニュージーランドの厳しい国境警備が起因するだろうが、新しいヴァラエティのブドウが欲しくても、いつでも国に持ち込むことができないのだ」と語る。

ニューワールド・ワイン賞の審査員、サイモン・ヌン氏は、「自分の好みの幅を広げて、それほど知られていない新しいヴァラエティを試して欲しい。この10年間では新たなヴァラエティがニュージーランドに輸入されていない。」と語っている。

今回の大会ではアルビノのエントリーもあった。ヌン氏は2011年にアルビノ・ワインをニュージーランドで最初に製造した人物でもある。「アルビノの市場は爆発的なものではないし、世界制覇なんてすることはないが、伸びはあるし、面白い種類で、うまく行っている。アルビノ・ワインの素晴らしいストーン・フルーツと花のような純粋な香りを嗅ぎ、それを味あうと、太陽、砂、海産物、バーベキューのイメージが浮かんで来て、夏のホリデー気分になるようなワインだ。」

あまりよく知られていないブドウの品種にはアルネイト、 モナストレル, プティ・シラー, サンジョヴェーゼなどがあるが、どれも今回のコンペティションでテースティングされた。

ヌン氏は、通常のソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリ以外で、まだ試した事のないブドウからのワインを試して欲しい、と奨励している。
「恐れないこと。挑戦することの価値と喜びがあるのだ」と彼は締めくくった。

ニューワールド・ワイン賞の参加資格は、ワインの小売価格が$25ドル以下で、最低4,000本(新しいヴァラエティの場合は2,000本)が販売可能であること。

2キロのワインへの道程

・コンペティションの裏方を務めるソムリエ・チームはエントリーした5,600本のワインを正確に配置し、12,000グラス以上につぎ込んだ。
・使われる2,800のグラスは、最低5回洗浄された。
・ワインの入ったグラスを審査員室へ運ぶためにソムリエたちは毎日最低20キロは歩いた。
・今年は177のワイナリーがコンペティションにエントリー。
・コンペティションのために、26のコンテナにトラック2台分のワイン、グラス、装備などが運搬された。
・審査員は毎日約120種のワインの試飲をした。


<ニュースソース>
https://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=12254739

19.08.2019

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