NZ Wine Regions
ニュージーランドワイン地域情報
Central Otago
セントラル・オタゴ
雪に覆われた山々や澄んだ川が、渓谷の奥深いところ(1880年代のゴールド・ラッシュ地帯)に広がっているこの地域には、遠くから多くの訪問者が訪れている。
NZ Wine Regions
ぶどう栽培地域情報
2020年
地域別
ぶどう栽培面積
[総面積]
39,935 ha

地域別ぶどう栽培面積 (Ha)

マールボロ
27,808
ホークス・ベイ
5,034
セントラル・オタゴ(ワイタキ)
1,989
カンタベリー/ノース・カンタベリー
1,369
ギズボーン
1,191
ネルソン
1,102
ワイララパ
1,039
オークランド
319
ノースランド
71
ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ
12
主要なブドウ畑のサブ・リージョンは全て近距離にあり、特有の山岳地形によって、独特な気候や地表、標高が成り立っている。
ピノ・ノワールはセントラル・オタゴにおいて評判高く、数多くのサブ・リージョンで、様々な素晴らしい表現を持つワインが作られている。また、この地域は、定評のあるアロマティックワインや、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランが生産されていることでも有名である。

歴史的には、ワイン作りにおいて”ふさわしいと思われる地域”としてよく知られているが(Romeo・Bragato、1895年)、この地域で最初に金メダルを受賞したのは、1881年、シドニーで行われた品評会の「ブルゴーニュ部門」である。

1950年代に核果栽培がこの地域で流行したのに続き、1970年代には、今日までその名が継承される、チャード・ファーム、リッポン、ブラック・リッジ、ギブストン・ヴァリーといったワイン生産のパイオニアが重要な基盤を築き上げた。

セントラル・オタゴは観光の拠点であり、幅広い種類の素晴らしいセラードア施設とワインツーリズムによって、訪問者を魅了している。
サブリージョン

バノックバーン
クロムウェル・ヴァレーの南端にあるカワラウ・リヴァーの南岸には、この地域で最も暖かく乾燥したヴィンヤードがある。 収穫は他のサブ・リージョンよりも1ヵ月先になる可能性があり、生産されるワインは非常に独特で複雑味を帯びている。
ギブストン
厳しい気候により慎重に土地は選択され、それによって素晴らしい強度と技巧のワインを生み出し、サブ・リージョンの個性が注目されるようになった。壮大なカワウラ渓谷に沿って、クイーンズタウンの東に位置するギズボーンは、1987年に初めて商用に瓶詰めを行なってから、進化を続けている。
最も高い位置にあるこのサブ・リージョンは、その冷涼な気候と北向きのヒルサイド・ヴィンヤードによって、近くのサブ・リージョンよりも成熟が遅く、ライトだが激しさをも持つワインを生み出している。
クロムウェル/ロウバーン/ピサ
この地域は、クロムウェルの町から北に約25km伸びるダンスタン湖の西部に位置している。 植栽されているのは、雪を被ったピサ山脈と並行して走る谷床と下の台地部分にあり、そこから魅惑的なワインが造られている。
ワインスタイル&植樹データ
セントラル・オタゴ 品種別植樹データ (ha)
ピノ・ノワール
1,500
アロマティック品種
300
- ピノ・グリ
(210)
- リースリング
(77)
- ゲヴュルツトラミネール
(13)
シャルドネ
55
ソーヴィニョン・ブラン
42
ピノ・ノワール

この地域のフラッグシップ品種であり、今では樹齢も重ねてきた。果実味が豊富で緊張感のあるストラクチャーに、シルクのようで凝縮感のあるワインが特徴。サブ・リージョンによって特徴は異なる。

アロマティック品種

リースリングが突出して造られている。加えて、ピノ・グリやゲヴュルツトラミネールはドライからオフ・ドライのスタイルで造られている。

シャルドネ

柑橘系でミネラル感豊富な味わいが特徴。締まったストラクチャーに上品な印象がある。まだワインが若いうちは閉じた印象が強いが、開くと複雑味とエレガントさが感じられる。

ソーヴィニョン・ブラン

ミネラルや火薬の印象と共に、パイナップルやパッションフルーツなどのハーブ香ニュアンスが感じられる。線の細いストラクチャーで、際立った酸と辛口のフィニッシュ。

その他

香しく愛らしいロゼはしばしセニエ法にて造られ、食前酒に適している。また、デリケートでありながら複雑味があり、安定感のあるメトード・トラディショナルのスパークリングも非常に高い評価を得ている。

地域データ
植樹面積
1,958 ha
国内生産割合
5%
気候条件と土壌
年間平均日照時間
1,915時間(Queenstown)|2,025時間(Alexandra)
年間平均降雨量
979mm(Queenstown)|360mm(Alexandra)
気候条件

世界最南端のワイン地域であり、ニュージーランドで最も標高の高いところにある。この半大陸性気候では霜は大きな問題とはなっていないが、土地選択は重要である。長い日照時間と短くて暑い夏は、美しく、そして時に荒々しいヴィンヤードの景色を生み出す。 乾燥した秋と1年を通して低湿度であることは重要な資産であり、素晴らしい純度と複雑味を生み出すことに役立っている。

土壌

セントラル・オタゴの土壌は比較的古く、風で運ばれた黄土(泥)が氷河期に継続的に削られた碧眼の上に積もっている。 黄土層のレイヤーには、河川砂利と水侵食によって形成された砂利土壌が散りばめられている。土壌は重い質感でありながら、水はけが良い。

低い降雨量が浸出を軽減するため、ミネラルは良好なレベルに維持されるが、有機物レベルは低い。その結果、痩せている土地だがミネラルは豊富となり、さらに灌漑によってブドウの木にストレスを与え、果実の品質を最大限に引き出すのである。

これらの属性は全て、優れたワイン生産地であるテロワールのように、世界的に定評のあるセントラル・オタゴで合成され、そこから高品質のブティック・ワインが作られているのである。

過去10年間 地域別生産データ
地域別生産量(t) 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
ノースランド 178 111 92 130 210 203 92 121 113 319
オークランド 1,325 1,464 1,220 789 1,392 824 1,267 934 787 1,585
ワイカト/ベイオブプレンティ 118 51 7 12 63 ND 18
ギズボーン 18,316 14,450 15,590 15,567 16,192 17,280 15,944 16,337 13,000 16,238
ホークス・ベイ 38,860 35,533 32,793 38,829 44,502 36,057 42,958 33,679 41,061 37,173
ワイララパ 3,942 3,598 4,271 4,798 5,743 3,559 5,049 3,822 4,592 4,390
マールボロ 182,658 244,893 188,648 251,630 329,571 233,182 323,290 302,396 313,038 305,467
ネルソン 5,963 7,854 6,129 7,777 10,494 6,777 10,028 8,540 9,120 12,370
カンタベリー/ノース・カンタベリー 5,870 9,485 7,079 8,348 10,962 5,395 12,170 8,240 11,157 8,534
セントラル・オタゴ 6,196 7,104 8,115 8,407 10,540 8,951 9,177 8,324 11,358 11,868
ワイタキ・ヴァレー 170 41
その他 19 48 50 159 363 16 3 579
統計合計 263,445 324,591 263,944 336,337 429,669 312,387 420,356 382,409 404,399 398,564
ソースは全てニュージーランドワイングロワーズの統計より
単位は全てトン