NZ Wine Regions
ニュージーランドワイン地域情報
Marlborough
マールボロ
日照時間は長いが涼しい気候、少ない降雨、そして水はけが良く適度に超えた土壌の組み合わせが、独特で鮮やかなワインを生み出している。
NZ Wine Regions
ぶどう栽培地域情報
2019年
地域別
ぶどう栽培面積
[総面積]
38,680 ha

地域別ぶどう栽培面積 (Ha)

マールボロ
26,850
ホークス・ベイ
4,771
セントラル・オタゴ(ワイタキ)
1,942
カンタベリー/ノース・カンタベリー
1,383
ギズボーン
1,190
ネルソン
1,154
ワイララパ
983
オークランド
314
ノースランド
78
ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ
15
マールボロの生み出した優美なソーヴィニョン・ブランによって、1980年代にニュージーランドは世界を代表するワイン産地となった。
この地域のワイン生産者が栽培しているヴィンヤードは2万ヘクタール以上で(全国の約2/3)、ニュージーランド最大のワイン産地となっている。

マールボロでは多様な品種が栽培されており、優美なピノ・ノワールから力強いシャルドネ、生き生きとした果実味のアロマティック品種まで多岐に渡っている。

多様な土壌や微気候による違いが顕著に表現されるワインは新たなサブ・リージョンとしての脚光を集め、それら独自的なサブ・リージョンはマールボロが生み出すワインの将来像を映し出している。
サブリージョン

ワイラウ・ヴァレー
老朽化した河床の土壌、多様な地形、降雨が、このサブ・リージョンの様々な微気候を作り出している。
このサブ・リージョンは、石だらけの不毛地域、ブドウの成熟が早く生育期間が長い地域、海風により陸の高熱が冷やされる地域といった、涼しく乾燥した内陸部が広範囲に覆っている。
サブ・リージョンのワインは、各ブドウ栽培者やブドウ畑の個性を反映している一方で、いずれも果実味の強く豊かな味わいといった顕著な特徴を併せ持っている。
サザン・ヴァレー
周囲の丘陵を包み込むようになる、オマカ、フェアホール、ブランコット、ベン・モーベン、ワイホパイ・ヴァレーがこの重要なサブ・リージョンを構成している。
土壌や中気候は異なるが、ワイラウよりも重量感があり、粘土を多く含んでいる傾向にある。またこの地域は、南部の渓谷に向かって、より涼しく乾燥した気候となっている。
各地のメリットに応じて幅広い種類の品種が栽培されているが、特に定評のあるピノ・ノワールやアロマティック品種がこの地域では生産されている。
アワテレ・ヴァレー
アワテレ・ヴァレーは、ワイラウ・ヴァレーの南部に位置し、海から内陸に伸びながらカイコウラに向かって広がっている、最も地理的に特徴のあるサブ・リージョンである。
涼しく、乾燥しており、風も強くて、一般的に標高も高いこの地域では、通常収量は低いが、国際的に高い評価を得ている素晴らしく風味高いピノ・ノワールや、印象的で独特なソーヴィニョン・ブランが生産されている。
ワインスタイル&植樹データ
マールボロ 品種別植樹データ
マールボロ 品種別植樹データ (ha)
ソーヴィニョン・ブラン
19,047
ピノ・ノワール
2,590
アロマティック品種
1,425
- ピノ・グリ
(1,013)
- ゲヴュルツトラミネール
(89)
- リースリング
(308)
- ヴィオニエ
(15)
シャルドネ
1,047
ソーヴィニョン・ブラン

エッジの効いたアロマティックさと、活力のある果実感、ハーブやトロピカル系果物にミネラルの深みが混ざり合ったマールボロのソーヴィニョン・ブランは、今や世界中で愛飲されている事に裏付けられた独自の味わいを持つ。

ピノ・ノワール

グロワーにより区画とクローンの選別が進み、最も新進気鋭な品種となっているのがマールボロのピノ・ノワール。ダーク・チェリーやプラム、赤系果物の味わいの裏に香辛料が感じられ、中ウェイトできめ細かいタンニンが特徴。

シャルドネ

樽を使ったスタイルからステンレスタンクのスタイルまで様々なシャルドネが造られている。マールボロはストラクチャーのしっかりとした、凝縮感と複雑味を持ったシャルドネが生まれる土地である。石果果物や柑橘系の味わいが豊富。

その他

将来的展望としてグリューナー・フェルトリーナやヴィオニエ、シラーに注目が集まっている。また、アルネイスやテンプラリーニョなどもマールボロ生産地域の境界線を広げている。 また、高品質なメトード・トラディショナルのスパークリングワインも小規模ながら名声を得ており、溌剌とした柑橘系の味わいと酸が素晴らしい価値を持つスパークリングワインとなっている。

地域データ
植樹面積
25,135 ha
国内生産割合
67.7%
気候条件と土壌
年間平均日照時間
2,409時間
年間平均降雨量
655ml
気候条件

豊かな日差しや適度な気温、日中の激しい寒暖差によって、マールボロのワインは、果実味の強さや個性ある単一品種の表現力、酸の長い熟成期間が与えられた。 東海岸は涼しい海風と、覆うような山々に恵まれ、激しい雨や風から守られている。 暑く乾燥した夏が続き、それは時折干ばつの被害ともなり得るが、それ以上に幅広いスタイルを生み出す要因となっている。

土壌

マールボロの成功の秘訣の一つとして、古代氷河時代の、水はけの良い土壌が挙げられる。 広範囲に張り巡らされた河川より地中深くまで砂利質が広がり、古来からの砂質黄土が堆積した土壌となっている。 ラパウラは最も砂利質の地域であり、より低地にあるワイラウはローム層であるため、保水力が高くなっている。 粘土質土壌はサザン・ヴァレーでは一般的であり、ピノ・ノワールの生産に効果的である。 しかしながら、アワテレは風で運ばれた砂利質のシルトローム層からなり、多様な土壌構成となっている。

過去10年間 地域別生産データ
地域別生産量(t) 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
ノースランド 178 111 92 130 210 203 92 121 113 319
オークランド 1,325 1,464 1,220 789 1,392 824 1,267 934 787 1,585
ワイカト/ベイオブプレンティ 118 51 7 12 63 ND 18
ギズボーン 18,316 14,450 15,590 15,567 16,192 17,280 15,944 16,337 13,000 16,238
ホークス・ベイ 38,860 35,533 32,793 38,829 44,502 36,057 42,958 33,679 41,061 37,173
ワイララパ 3,942 3,598 4,271 4,798 5,743 3,559 5,049 3,822 4,592 4,390
マールボロ 182,658 244,893 188,648 251,630 329,571 233,182 323,290 302,396 313,038 305,467
ネルソン 5,963 7,854 6,129 7,777 10,494 6,777 10,028 8,540 9,120 12,370
カンタベリー/ノース・カンタベリー 5,870 9,485 7,079 8,348 10,962 5,395 12,170 8,240 11,157 8,534
セントラル・オタゴ 6,196 7,104 8,115 8,407 10,540 8,951 9,177 8,324 11,358 11,868
ワイタキ・ヴァレー 170 41
その他 19 48 50 159 363 16 3 579
統計合計 263,445 324,591 263,944 336,337 429,669 312,387 420,356 382,409 404,399 398,564
ソースは全てニュージーランドワイングロワーズの統計より
単位は全てトン