NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
20.06.2022
ニュージーランド・ロゼをイギリス市場売り込み
ニュースソース https://cutt.ly/AKfUs8p

ソーヴィニヨン・ブラン程、ビッグにはならないかもしれないが、ニュージーランド産ロゼは斬新なスタイルを持つものが多くあり、イギリス国内の店舗でも人気を高める時期になっている」とワインの業界団体のニュージーランド・ワイングロワーズのヨーロッパ支部、クリス・ストロード部長 は語る。

同団体会の輸出量の85%がソーヴィニヨン・ブランを占めていて、そのゆるぎない人気には劣るもののロゼにも注目が集まってきている。ニールソンIQ社の調査では、ニュージーランド産ロゼは、英国内で7.2%の増加を記録し(2022年4月9までの52週間)、売り上げ額では過去2年と比べ81%増となった。世界的な売れ上げ額でも同期間にロゼは12%増となっている。

スタイルに関しては「全体的に辛口で洗練されたワインが人気上位を占めている。ニュージーランド産ロゼの伸びは、このドライとピリッとしたスタイルに人気が集まっている。つまり、プレミアムカテゴリーのドライなワインがこの部門では一番人気だ。ニュージーランド産のものはこのスタイルを売りにすることが出来る」とストロード氏は自信をこめて語る。平均価格が一本当たり、£7.50というニュージーランド産ロゼは、プレミアムな味を好む消費者層にマッチし、ますます人気度が上昇している。

「ニュージーランド産ロゼは平均して、イギリス国内のスーパーで販売されてるロゼより品質が高いとの評判を博している。そもそもニュージーランド産のものはプレミアムだと一般的に認識されているし、プレミアムなワインを求める消費者に求められている。」 

「脚光を浴びているニュージーランドのロゼを最大限に活用したい小売業者は、年間通じ、幅広い種類のワインの在庫を持つ状態にしておいた方がいい。ロゼは昔とは違い、季節を選ぶワインではない。今まで思われていたように夏だけのワインではない。だからこそ小売り業者も、この点を考慮し、店にはどんな在庫が不足しているかを十分吟味し、あらゆるスタイルのワインの在庫を持つのが重要だ。ドライでプレミアムが、キーワードで、そういったワインが売り上げにつながる」とはストロード氏のアドバイス。

ニュージーランド産ロゼの良さを小売店が消費者に教えている間にも、ソーヴィニヨン・ブランのブラッシュの人気が証明され始めている。ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランは既に人気がある。消費者にとって既知で楽しめるフレーバーだから、ソーヴィニヨン・ブランのロゼの売り上げ上昇はほぼ確証されていると言ってもいい。」

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