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30代を前にして億万長者となった、世界最大の無料インターネット検索エンジン「グーグル」の共同創始者の1人が、ワイララパのブティック・ヴィンヤードへの投資計画を進めているというニュースが飛び込み、関心が集まっている。
噂になっているのはワイララパのメバス・エステート。しかしながら同ワイナリーのオーナー、マイケル・メバス氏はこの件に関して硬く口を閉ざしており、ただグーグルの共同創始者2名(ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏)のうちどちらかが投資を計画中とのみ明かした。
「まだ決定段階ではないので、個人名を公表するつもりはない。ただ数ヶ月の内には細かい規定など全てクリアになり、話はまとまるだろう」と、メバス氏。
またニュージーランド・ワイングロワーズ代表のフィリップ・グレギャン氏も次のようにコメントを発表している。
「ニュージーランドワイン業界にとって、今回のグーグル考案者の様な資金力のあるビジネスマンから投資を受けることは素晴らしいこと。これは国際市場での成功につながることを示唆しているとも言える。事実、国内ワイナリーの6割以上は海外市場をターゲットにしており、海外からの投資額を見ても過去6年間で10億ドル(約820億円)を超えるものとなっている」
1995年、ワイララパ内の有名産地であるマーティンボローではなく、マスタートン南西のルアマハンガ川の上に広がる丘に最初に植樹をした1人と言われるメバス氏。
今では総敷地面積42ヘクタール、25ヘクタールの土地に10のヴィンヤードを持つまでになった。
主な生産品種はシャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランにメルローなどのボルドー品種と幅広い。
今回の投資が実現すると多方面に影響を与えることになるだろう。
今後もこのニュースから目が離せない。
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