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今後の人気が予想されるオーガニック・バイオダイナミックワインブームを見越し、ニュージーランドでの初のオーガニック・バイオダイナミックワイン醸造者会議がマールボロで7月8~10日に開催される。ニュージーランド・オーガニック・ワイン醸造者協会が主催。
会議には世界各地からオーガニック・バイオダイナミック手法での分ドウ栽培者、ワイン醸造、ワイン関連ビジネスのリーダーが一堂に会し、ニュージーランドワイン産業との情報交換の場となる。
ニュージーランドでは、ひっそりと始まった有機ワインだが、最近では大変な人気を博すようにまでなった。昨今では90社以上の企業が有機ブドウとワイン生産の有機認定を得るまでに成長した。
今回の会議のテーマは「Below, Above and Beyond (地球の下で、上を目指し、卓越を)」を掲げ、有機ワインが育てられ方、ワイナリーでの醸造過程、さらには最終製品が世界各地でいかにして味合われているかが網羅される。今回の3日間のイベントではニュージーランド産、及び他国のオーガニックワインの試飲会、オアマルのリヴァーサイドキッチンの名物シェフ、ビーヴァン・スミス氏が腕を振るった豪華なオーガニック料理もふるまわれる。
「この会議の開催目的は、研究と実践からの情報を参加者の皆さんにご提供し、今後有機栽培への移行を検討している人たちの指針となり、また、既にオーガニックに着手している人たちとは、これまでの経験を共に分かち合うことにある。最終的には、この会議で有機製品が経済的に採算が合い、今後も需要が見越せることを認識してもらえるようになることを期待している」と代表主催者の一人のバート・アーンスト氏は語る。
世界各地から参加するスピーカーには、バイオダイナミックブドウ栽培法を国際的に広めたフランスのワイン醸造家でブドウ畑コンサルタントのフィリップ・アルメニエ氏、英国在住でオーガニック・バイオダダイナミック・ワインに関する著作を持つモンティ・ウォールデン氏、健康、栄養、土壌、生物学的農業の専門家のグレーム・サイト氏、オーストラリアのワインライターでワイン審判家のマックス・アレン氏など。
実践的ブドウ畑のプレゼンテーションは窒素管理から水使用、生物学的疫病コントロールなど幅広いトピックが網羅される。自然酵母、自然発酵に関するパネル・ディスカッションはワイン醸造家の間では熱した議論が展開されそうだ。ブランディング、マーケティング、消費者への売り込みテクニックに関しても、著名なワインジャーナリスト、ビジネスリーダーからの最新の情報提供がある。
インターネットでの登録は下記の会議のホームページから可能。
www.organicwineconference.com
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