NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
28.10.2019
ニュージーランド産ロゼ:ニューワールドワイン賞2019の花形

ニュージーランドとオーストラリア産のワインを集めたワイン大会で、ニュージーランド産のロゼは今年のニュー・ワールド賞で大活躍し、最高お買い得ワインの栄光に輝いた。ニュージーランド・オーストラリアのお買い得ワイン業界の頂点を決定する今年の大会には176のワインメーカーからの1,300本のワインが出品された。

最高人気トップ50の金賞リストには7本のワインと2本のスパークリングロゼが見事入った。マダム・サス セントラル・オタゴ ピノ・ノワールは2年連続でチャンピオン・ロゼ、そしてチャンピオン・バブルにはテハナ・ロゼがその栄冠を勝ち取った。夏にぴったりのドリンク専用のブドウ栽培するワインメーカーも増加している。
全エントリーで最高得点となる97ポイントを獲得したのは、2018年もののストーンレイのラパウラ・シャルドネ。ワイラウ・リヴァーは2019年のチャンピオン・ソーヴィニヨン・ブランとなり、96ポイントを獲得し、その他13本のソーヴィニヨン・ブランも金賞リストに入っている。

その中でも特記に価するのは、最近リリースされたばかりの、サラ・ジェシカ・パーカーがプロデュースしたインヴィーヴォX、SJP 2019だ。オーストラリアのヤルンバYシリーズはシラーズ/シラーで単一品種部門のチャンピオンを勝ち取った。
今年は特集された低アルコール・ロゼはザ・ドクターズ提供のものとなった。「缶入りワイン」の最初の金メダルは、JOIYサヴィー・ソサエティ・マールボロのソーヴィニヨン・ブランが勝ち取った。

この賞の参加資格は、小売価格が一本25ドル以下の価格帯となっており、素晴らしくて手ごろワインを提供というこの大会の趣旨にそぐうものとなっている。

ワインは、ウェリントンのウエストパック・スタジアムで3日間にわたり、17人の独立したワイン専門審査員が審査した。審査員たちはワインのボトルやブランドが分からないよう、グラスに入った状態でしかワインを見ることができない。彼らが与えられる情報はブドウの種類、収穫年と産出国名のみだ。
過去数年間、ニュージーランドのブドウ園では新たな品種が出てきている。例えば、アルバリーリョ、テンプラニーリョ、グルナッシュ・テンプラニーリョ(外国では既にかなり人気がある)などはニュージーランド沿岸部で栽培されていて、それが今年の賞にも反映されて、それぞれの品種の評価は良好だった。

上位50位の金賞受賞ワインはニューワールド・スーパーマーケットで11月10日から販売される(在庫がある限り)。

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