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ニュージーランドワインニュース
14.03.2010
2010ヴィンテージは少し遅めの収穫(ホークス・ベイ)
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ホークス・ベイ・ワイングロワーズが行ったヴィンテージ調査によると、通常3月初旬から中旬にかけてスタートする収穫が、今年は2週間ほどずれ込んで3月下旬開始予定との結果が発表された。
ただ、ホークス・ベイ全体で努力し追究し続けている、高品質ワインの名に影響をあたえることはないとのこと。
ワイナリーやブドウ生産者からの回答では、収穫を通常より遅らせた理由として、1月の雨量が平均より多かったことと春の気温が低かったことが挙げられた。
収穫量については、多くの回答者が2009年と同量もしくは若干の減少予定と答えたが、中には昨年以上を予定しているとの回答も見られた。
セークリッド・ヒルのトニー・ブッシュ氏は「今のところ順調。気温も現在は平年並みで暖かく、果実の成熟過程もうまく進んでいる。3月は雨が少ないとの予報なので、良いヴィンテージになると楽観視している」とコメントし、これにホークス・ベイ・ワイングロワーズ代表兼ワインメーカーのロッド・マクドナルド氏も同意している。
また、2010ヴィンテージにおいて突出した品質が期待される品種として、ホークス・ベイの代名詞とも言える、シャルドネ、メルロー、シラー、その他カベルネ・ソーヴィニョンやマルベック、カベルネ・フランなどのボルドー品種が挙げられた。
今ヴィンテージは特に目新しい品種は回答には見られなかったが、セミヨン、ピノ・グリ、テンプラニーリョ、ソーヴィヨン・ブラン、アルネイス、ソーヴィニョン・グリなどを挙げた回答者もおり、ホークス・ベイ地方がワイン産地として多様性を持つという強味を改めて示す結果となっている。
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