NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
09.02.2014
ニュージーランド・ワイン・アプリ

ニュージーランドには素晴らしいワインや絵葉書のように美しいワイナリーがあるのは世界でもよく知られている。ワインを選ぶ際に、ワイン通や時おりワインを楽しむ人たちにとり、ワインボトルのラベルに書かれている情報だけでは、購入するかの決断を下すには十分でないことがしばしばある。

若いニュージーランド人の起業家、アレックス・ハーパー氏はそういうワイン購入者のために”ニュージーランド・ワイン・アプリ“を開発した。携帯電話でワインボトルのバーコードをスキャンするだけで、テースティング情報、食べ物との相性、技術的情報、さらには一般の消費者からのコメントをチェックし、実際に購入する前に十分情報を入手し、さらには一本買いがいいか、あるいは箱ごと買った方がいいのかまでの情報にアクセス可能となる。

さらに双方向の情報交換も可能である。例えば「一番人気ワイン10選」のページでは、毎月更新される人気ワイン・リスト、「検索」ページでは、これから料理する食事やレストランで選ぶ食事から、どのワインが、どの食事に合うかを検索可能となっている。その上「スペシャル」では、リアルタイムでワイナリーやワイン小売店が現在行っているお買い得ワイン情報を得ることも可能となっている。

「ワイン業界やワイン業者と働いた経験から、スマートフォンですぐに情報提供できるアプリの必要性があるとは感じていた。これまでは、ワイナリーと消費者のニーズのギャップを埋めるようなモバイル・アプリを開発する人がいなかった。最終的な目標はワイン通であれ、時々しかワインを飲まない人たちであれ、その時に一番ふさわしいワイン選択を可能にすることである」とハーパー氏は言う。

この考えに同調したニュージーランドのトップ・ブランドのワイナリーはかなりの数となり、アプリに自社の製品情報を次々に載せている。モバイル・アップ社の取締役、ディオン・メットカルフ氏は、「ハーパー氏のようにデジタルに精通したニュージーランド人起業家がそれぞれが持っている独自の考えを現実化しようと、驚くべきスピードで出現している。現時点では、モバイル・アプリを使用し、顧客を囲いこむ競争には比較的大規模な企業からの引き合いが多いいが、若い起業家たちも続々と素晴らしい発想を持ち込み、市場とのギャップを埋めようと狙っている人が出ている。着実にスマートフォンは小型化、スピードを増し、さらに様々な特徴を備え付けてきている。ジェネレーションYと呼ばれる人たちはまさにコンピューターと一緒に育った世代で、こういった改革の秘める可能性を嗅ぎ付ける能力を持っている」とコメントしている。

詳細はこちらを参照:http://www.nzwineapp.co.nz

SHARE

関連のあるニュース