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アメリカ人のオルタナティヴ・ロックシンガーと日本人のワイン専門家が、ワインのコメンテイターとして出席すると何が起こるか?その心は、ピノ・ノワール・ニュージーランド・2017。来年初頭にウェリントンのウォーター・フロントで開催予定の、世界でも右に出るものがない程、との誉れの高いイベントに、前述の二人が登場することになっている。
日本人初のマスター・オブ・ワインでもあり、日本酒のエキスパートの大橋健一氏(山仁酒店の社長)と著名なイギリスのワイン批評家のジャンシス・ロビンソン氏の、ピノ・ノワール・ニュージーランド主催のイベントへの出席が決定した。また、アメリカのメタルバンドのパーフェクト・サークルのメイナード・ジェームス・キーナン氏の出席も予定されている。
キーナン氏は、アリゾナ州のカードゥーシアス・セラーズとマーキン・ヴィンヤードの立役者としての二足の草鞋を履いている。ニュージーランドへのワイン専門家としての処女来訪ともなる来年に、「ワイン業界人としてニュージーランドでは、土地の独自性、スタイル、個性を見聞してみたい」とキーナン氏は語っている。
「ニュージーランド産ピノ・ノワールの幅広さを、他国のものと比較してみたい。比較的歴史の浅いワイン業界がどのように、地域全体が第一流の世界的なレベルに達するワインを作り上げ、その名を世界にまで広めたか、その秘訣に非常に興味を覚えている」と、ロス・アンジェルスのレストラン、コブラ&マタドールの共同経営者という肩書を持つキーナン氏は言う。
ピノ・ノワール・ニージーランドを主催するベン・グローヴァー氏は、キーナン氏の音楽とワイン分野の体験は非常に興味深く、また同様に大橋氏の長年の経験からの意見は貴重なものになるであろう、と語る。
「表現媒体が全く別分野からの参加者となるキーナン氏のようなアーティストの参加は、今回のイベントに違った見解からの意見を加え、ワイン業界を超えた挑戦を私たち業界人に与えてくれることになるであろう」と語る。
また、マスター・オブ・ワイン、そしてマスター・オブ・酒としての初の日本人参加者となる大橋氏は「ニュージーランドは、ピノ・ノワールの産地として、世界でも最高の土地だ。土地のテロールを反映した最良のバラエティを作り上げている。ピノ・ノワール2017への参加は、100%日本独自の日本発のピノ・ノワールを世界のピノ・ノワール愛好者にご紹介出来る素晴らしい機会ともなるだろう」と参加の抱負を語っている。
グローヴァー氏は「大橋氏のワインと酒に関する知識とパッションは、このイベントを次の次元に引き上げるものであり、ワインを別の見解から見る機会ともなるであろう。」と期待を馳せている。
ロビンソン氏はイギリスのワイン評論家、ジャーナリスト、ワイン文献の編集者でもあり、その上、現在は、フィナンシャル・タイムス紙に毎週寄稿も寄せており、自身のウェブからの発信、さらにはイギリスのエリザベス女王のワイン・セラーにも助言を与えている人物。ロビンソン氏は「ニュージーランドでピノ・ノワールを通じていかに異なった側面を提示しているのかを理解できる素晴らしい機会を心待ちにしている」と言う。
「ロビンソン氏はワイン業界では世界的に名声のある実力派の女性として知られているが、それでいながら、新しいアイディアや議論には心を割って、取り入れる柔軟性を持つ人だ。彼女の出席は、2017年のワインイベントがワイン業界と一般大衆に取っても、Xファクターとして非常に魅力的なものになるであろう。彼女の参加は、このイベントにダイナミックな活気を注入してくれることに疑う余地はない。彼女の存在だけでも、参加者はエネルギー全開となり、現在の自分の位置を見据えて、そこからどやって進化し、自分たちの潜在力を探索し、未来へのゴール設定を可能と思えるような存在となるであろう」と、グロヴァー氏は期待に胸を膨らませている。
ピノ・ノワール2017は、2017年1月31日から3日の予定で開催され、ニュージーランドのピノ・ノワールと開催地とその土地の人々を知り、土地を賛美出来る体験が楽しめる。4年毎に開催されるこのイベントは、毎年120近くのピノ・ノワール産地からの代表的なワインメーカーが300種のワインを携えて参加する。
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