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ニュージーランドのギーセン・グループは、アルコール除去ワインシリーズに、初のノンアルコール赤ワインとなる0%メルローを加えた。
同グループは、フェブファストのような意識的飲酒の取り組みに参加している人や、より健康的な飲料を楽しみたい人のための選択肢を増やすべく新商品を発売した。
オーストラリアがこの新商品の味を体験する世界で最初のマーケットとなる。
ソーシャルメディアを通じて寄せられた消費者の声をもとに、ギーゼンのワイン醸造チームはすでに販売しているアルコールフリーのソーヴィニヨン・ブランに加え、アルコール除去した赤ワインの醸造に着手した。
メルローはギーセン0%コレクションに自然な流れで加わったもので、0%シリーズの白ワインと同じように最初は通常の赤ワインとして醸造、その後スピニングコーン技術でゆるやかにアルコールを除去している。
ワインは、香り、アルコール、ワインのボディの3層に分かれて蒸留される。繊細な香りが集約されワインのボディと組み合わされ、最終的なブレンドに少量の高級ブドウ果汁が加えられる。
また、カロリーは通常のアルコール度数12.5%のワインよりも7割低く、グラス100mlあたりわずか18キロカロリーとなっている。
チーフワインメーカーのダンカン・シュラーは、ジーセングループはノンアルコールのカテゴリーに真剣に取り組んでおり、ワインは好きだけれども時にはカロリーやアルコールを控えたい、という人々の飲酒時の選択肢拡大に繋がる多くの機会を見出している、と話す。
「メルローに求められる風味と骨格を持ちながら、アルコールは含まれないおいしい赤ワイン」とダンカン氏。
ドライなスタイルでありながら、品種の特徴を鮮やかに表現している。この新商品において、タンニンと骨格を維持するため風味の特徴の表現に注力した。
「素晴らしい軽さがあるので、リフレッシュしたい時の選択肢となり、あらゆる料理との相性も素晴らしい」