NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
31.07.2023
ニュージーランド、金額ベースで世界第6位のワイン輸出国に
ニュースソース https://cutt.ly/Kwsldj3A

2023年は収穫量が6%減少したにもかかわらず、2023年5月末集計で、過去一年間のワイン総輸出額が25%増の24億ドルに達し、ニュージーランドの生産者は歓喜の声を上げている。

ニュージーランド・ワイン生産者協会によると、国際的なワイン需要の高まりがこの輸出額増加に拍車をかけ、世界のワイン生産量のわずか1%しか生産していないにもかかわらず現在世界第6位のワイン輸出国となった、としている。

ニュージーランド・ワイングロワーズのフィリップ・グレガン代表は、「世界最大で、かつ最も競争の激しい市場でのワイン輸出量がまたもや過去最高を更新したのは、ニュージーランド・ワインの輸出業者の素晴らしい成果であり、ニュージーランド・ワインに対する世界的な需要がますます高まっていることを証明するものだ。ニュージーランド・ワイン、特にソーヴィニヨン・ブランは、消費者がその独特な風味と品質へのこだわりを高く評価し、信頼できるユニークな製品だと認識しているため、アメリカではますます力をつけている」。

同国のワイン生産者は、2023年ヴィンテージを南島は 「全体的に素晴らしい」と評価している。しかし、前例のない降雨量に見舞われてしまった北島の生産者には特に厳しいシーズンとなった。

「北島の産地は、夏の間、前代未聞の雨だったが、生産者のたゆまぬ努力とプレミアム品質のワイン生産へのコミットメントの成果が、これまで消費者が親しんできた個性的なニュージーランド・ワインを引き続き楽しむことができる。生産コストの高騰が生産者やワイナリーに影響を与え続け、熟練労働者の不足が懸念される中、2023年ヴィンテージの成功は、業界の回復力を示している。しかも、海外からのワイン観光客がニュージーランドに戻って来て、セラードアでの販売に依存する小規模ワイナリーにとり恩恵をもたらしている。ニュージーランドには500以上の小規模ワイナリーがあり、大半は国内販売のみを行っている。セラー・ドアーは、国内のユニークなワイン産地を紹介するのに忙しくしている。国内の行楽客と並んで、外国人観光客もワイン・ビジネスを支援する歓迎すべき存在となるだろう」とグレーガン氏は語った。

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