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インヴィーヴォ社の創始者2名は国内の港湾での荷下ろし停滞に抗議行動を起こした。
ティム・ライトボーン氏とロブ・キャメロン氏は、載積された船荷を乗せたまま現在停滞中のシースパン・フレイザー号が停泊するハウラキ湾に小型船舶に乗り込み抗議行動に向かった。この行動の背景は、湾岸での荷下ろしの遅延で小規模ビジネスが国内、海外の顧客向けの製品運搬での、遅延のため直面する困難に目を向けようとするものだった。
インヴィーヴォ社はイタリアで搭載された新しいロゼ・プロセッコを搭載したコンテイナー7つの入港を待ち焦がれている。「このワインは12月中旬にニュージーランドでの発売のための輸入製品だった。ニュージーランドに到着しているにもかかわらず、輸入手続きが出来ないままに荷降ろしも出来ない状態で、何百万ドルという販売ロスを被っている」、とライトボーン氏は言う。インヴィーヴォ社のワインを搭載した貨物船の荷下ろしは12月24日か25日となり、これではクリスマス前哨戦の販売には遅すぎた。「港湾作業の遅延は国際販売にも悪影響を与え、大型小売店からの注文履行、代金請求、キャッシュフロ―、会社の評判まで、あらゆる面に悪影響を与える。海外向けのコンテイナー14個が既に何週間も遅延している。ニュージーランド発の貨物便は何か月も前から予約されるので、こんな遅延は十分回避可能のはずだった」とキャメロン氏は訴える。湾岸当局にもコメントを求めているが、返答はなかった。
「我々の今回の活動は、この遅延がインヴィーヴォだけの状況だけでない事を示したかった。他のニュージーランド企業もビジネスの機会を逸してしまった所がある」とこの状況に不安を覚えるライトボーン氏は言う。
湾岸での遅延は、コロナ禍のロックダウン期間中以降でも大きな問題となっていて、サプライチェーンに支障をきたしている。既に高騰している輸送量に上乗せする形でオークランド港を通過する貨物船に追加料金を徴収する海運会社すらある。
遅延にはいくつかの理由がある。その一つがコロナ関連の遅延がオークランド湾での自動化プロジェクト実施へ大きな遅れが生じた。その他にもオークランド港にある8つのクレーンを操作する適切な技術者の確保が困難な事も挙げられる。また昨年と比べ消費材の需要が20~25%上昇したことも理由だ。
ニュージーランド国内の他の港ではオークランド湾で賄いきれなかった余剰に対処しようとはしているが、それによって路上を走るトラックの大幅増加などの他のロジ的な問題が発生してしまった。
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