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ニュージーランドワインニュース
04.05.2008
マーティンボロー、夢のヴィンテージ
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国内各地から今年の収穫に関する朗報が続々届いているが、特にマーティンボローではワインメーカー達から「マジック・ヴィンテージ」との声が多く聞かれる。
その品質と個性の素晴らしさについては誰もが認めるマーティンボロー産ワイン。しかしながら当の生産者達はそのことを積極的に世界に発信しようとはせず、今でも地道にワイン造りを続けているブティック・ワイナリーが多い。
その謙虚さの理由の1つには、過去何年間も気候に恵まれないことが多く、収穫量もまちまちで生産量が安定していなかったことが考えられる。
そんなワイナリーのオーナー達も、控えめさは失っていないながらも2008年に関しては自信を持つ。
今シーズンは生長期から収穫期にかけて天候に恵まれ続け、それに最新の葡萄栽培技術が加わることによりグレート・ヴィンテージの条件が揃った。
悲惨とも言える2007年の収穫を終えた後は、萌芽から順調に進み、2008年が良いヴィンテージになる兆しはあったが、実際にその通りの良い結果が生まれた。
技術面ではこれまで以上に霜対策に力を入れたヴィンヤードが多く、春の気温急落にもほぼ対応できるようになったことも大きい。
今やマーティンボローの代名詞とも言えるピノ・ノワールはもちろんのこと、他品種の多くも素晴らしい出来だと言う。特にソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ、またリースリングやピノ・グリなどのアロマティック品種もパーフェクトな状態で、今年後半のリリースに期待が寄せられる。
多くの有名ワイナリー関係者がコメントを寄せているが、パリサー・エステートのリチャード・リッディフォードの一言が全てを物語る。
「今年こそがまさに夢のヴィンテージだ」
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