NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
04.05.2013
ロトルアにワイナリー登場

北島内陸部ロトルアのヴォルカニック・ヒルズ・ワイナリーにてワイン生産がスタートした。

スカイライン・ロトルアに位置する新ブティックワイナリーでは、シャルドネはすでに樽に詰められ、ピノ・ノワールの生産も開始、セントラル・オタゴとマールボロからブドウが届いている。

「私たちはここロトルアで、ニュージーランドで最も良い産地からのブドウを選りすぐり、ニュージーランドを象徴するワインを造りだそうとしている」と、ヴォルカニック・ヒルズの共同経営者であるブレント・パーク氏は話す。

パーク氏とはビジネスパートナーかつワインメーカー仲間でもあるショーン・ビアー氏は、ロトルア産の商業用赤ワインの生産に伝統的なフランスの醸造技術を駆使している。

シャルドネが来年1月にリリース、ピノ・ノワールはもう少し先になる予定。
また、ヴォルカニック・ヒルズでは、ニュージーランドワインとしては初となる、ロトルア産ソーヴィニヨン・ブランの瓶詰めも年内に予定している。

昨年12月には、スカイライン・ロトルアのノンゴタハ山頂にテイスティング・ルームをオープン、絶え間なく訪れる観光客が、ニュージーランドのあらゆる名醸地のワインを楽しんでいる。
またテイスティング・ルームからはロトルア市街と周りに広がる田園地帯の絶景を見下ろせる。

ヴォルカニック・ヒルズでは、マールボロのソーヴィニヨン・ブランとピノ・グリ、ホークス・ベイのシャルドネ、セントラル・オタゴのピノ・ノワール、夏にはピノ・ノワールのロゼも生産、今年は新たにマーティンボローのピノ・ノワールも少量ながら新たなラインナップとして加わる予定。

「ロトルアにワイナリーを立ち上げた目的は、『フード&ワイン』への興味が増す中、観光客だけでなく、地元住民にも新しいかつ興味を惹き付ける何かを提供すること」
とパーク氏はコメントしている。

ちなみに、ヴォルカニック・ヒルズというワイナリー名は、北島の中央高原地帯の3つの火山、ルアペフ山、ナルホエ山、トンガリロ山に由来している。

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