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ワインの産地として著名なマールボロの葡萄畑はイタチやヤマアラシの餌食から救う地域として、ニュージーランドでの残り少なくなった猛禽類の住処としても知られるようになりそうである。
カンタベリー大学生物学者グループの研究によると、空中では素晴らしいハンターで地上に巣を作るニュージーランド鷹には肉食動物や野良猫は宿敵であることが判明した。これは鷹の巣と見立てた巣にロウ製の卵を仕掛け、それに残された歯型からはじき出した調査結果ある。現存数が4,000と激減する鷹の個体数を保護するには非常に貴重な発見となった。
生物学者のサラ・クロス氏は「この発見は鷹の宿敵を特定した最初のもので、主に丘に生息する鷹は葡萄畑が存在する平らな谷に生息するほうが安全になることが確証された。ワイン醸造地方のシンボル的存在の鳥を移動させるのは「潜在的に非常に有効な保護策で、種の保全ともなり、ワイナリーにも利がある。つまり、鷹は葡萄畑に外注駆除という形で生態系に役立ち、巣作りにももっと熱心になるであろう」と述べた。
時速230キロと速度で飛行する鷹は、ニュージーランドで現存する唯一の固有の猛禽類であり、今年のニュージーランド固有鳥として選出されたが、鳥愛好者は、人的な助けがない限り、人間がこの島に訪れてから、これまで絶滅してしまった58種の固有種の鳥と同じ宿命になるであろうと懸念していた。
ブランコット・エステートが一部資金援助をするこのプロジェクトはマールボロへ鷹集団を移動させ、減少している頭数を増すことを目的としている。
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