NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
02.04.2007
サステイナビリティ(持続可能性)こそがワイナリー存続の鍵
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「我々は、サステイナビリティこそがニュージーランド・ワイン輸出のためのパスポートと確信している。」とコメントするのは、ニュージーランド・ワイングロワーズ代表、フィリップ・グレギャン氏。
「もしブドウ栽培家やワイン醸造家達が環境保護のことをあまり考えずに生産、販売した場合、ゆくゆくは彼らが国際市場に身を置くことは不可能となるであろう。」と同氏は続ける。
サステイナブル・ワインとは、化学薬品の使用を抑えたり、病害や灌漑方法などにより注意を払うといったより自然なアプローチの仕方を指し、完全なオーガニック・ワインを意味するものではない。
現在実施中の“サステイナブル・ワイングローイング・NZプログラム”では、約7割の商品が基準をクリアしており、業界全体としては良い流れであると見られている。そして2012年までには全てのニュージーランド・ワインがサステイナブル・ワインとして認められることを目指す。
同プログラムのコーディネーター、サリー・ヴァン・ダー・ジアップ氏はサステイナブルへの移行について、「各ワイナリーが自分たちの畑や設備をより慎重に管理することになるので、ワインの品質向上にも繋がる。」との利点を述べている。
よりナチュラルな製品を求める傾向にある消費者の意向をいかに汲み取っていくかが、ワイナリーにとって生き残りの鍵となりそう。
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