NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
23.06.2013
ワイン作りの持続可能な未来への道

ニュージーランドのワイン醸造者は1990年代後半から既に、長期的な展望に立って持続可能な土地保全を目指すワイン製造に着手していた。

具体的には、「ニュージーランド持続可能ワイン醸造プログラム」と呼ばれる、保全プログラムは今後のワイン醸造には欠かせない指針となっている。これは、葡萄栽培者が自ら開発したもので、最終的には独立監査法人の監査を受ける本格的な指針となっている。内容は、葡萄栽培者の行動基準を確立し、順守しなくてはならない持続可能な項目を示唆している。主要規約は、種の多様性、薬品、人間、土壌・大気・水、エネルギー、副産物、ビジネスの7つの柱からなっている。

その一例には、下記事項が含まれている。
- 枝、茎、葡萄の搾りかす(潰した種や茎)は滋養分として土に戻し、リサイクルすること。
- 農薬の入っていた梱包、段ボール、プラスチック、ガラス、電池、溶剤、廃棄油などは再利用、寄付、リサイクルすること。
- 運搬用パレットは持続可能な木材から製造し、再利用すること。
- 排水は沈降タンクで管理し、灌漑用として土に戻すか、湿地を作る、などの手段を講じ,リサイクルをすること、等となっている。
同プログラム参加者は将来に向けての建設的な行動に参加することがニュージーランドワイン産業のゴールでもある、持続可能なプログラム100%達成目標に貢献することともなる。

詳細は
http://wineinf.nzwine.com/sustainability.asp
YouTube( http://youtu.be/Eq03Y-UJ1Jo)
を参照のこと。

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