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マスター・オブ・ワイン(MW)のボブ・キャンベルが報告する、ドリンクス・インターナショナル誌の今年の「世界で最も賞賛されるワインブランド」の年間ランキング。
今回で13回目となるこのランキングは、世界中でも最も権威あるワイナリーのリストとして知られている。世界のスピリッツ、ワイン、ビール市場に特化した雑誌、ドリンクス・インターナショナル誌が毎年発表する順位は、6大陸の主要なマスター・オブ・ワイン、ソムリエ、ワインバイヤー、ジャーナリスト、その他の業界専門家で構成されるアカデミーが投票する。
投票保持者は、過去の受賞者リストから3票を投じるか、リストにない名前の場合は投票者が提案できる。選択の際には、以下の5つ点を考慮がされることになっている。
- 安定した品質、または品質向上
- 産地や生産国を反映
- 対象ユーザーのニーズや嗜好に対応
- 適切なマーケティングとパッケージング
- 幅広い層への強いアピール力
同誌の編集者シェイ・ウォーターワース氏は、「名誉あるリストに名を連ねるのは、大変な偉業で、今年のトップ50に選出されたワイナリーを個人としても祝福する。このリストが高く評価されるのは、アカデミー構成人員の広範囲に渡る地理的な広がりと独立性で、世界の貿易の真の代表を保証するためにも、我々も誇りを持って運営している」と述べている。
ニュージーランドは4つのワイナリーがランクインし、好成績を収めた。前年度と比べ、セントラル・オタゴのフェルトン・ロードは昨年と同じ19位を獲得した。ヴィラ・マリアは6つ順位を上げ、20位と健闘した。クラウディ・ベイは13位上昇し26位。またクラギー・レンジは1つ順位を上げて29位となった。
この結果を受け、キャンベル氏は「ニュージーランドのワイン生産者の活躍にとても勇気づけられた。世界の底辺にひっそりと佇んでいる地域にある国だが、競合他社にワインは本気を入れている、ということを製品で知らせる必要がある」と称賛している。
その他の結果としては、前回優勝したオーストラリアのペンフォールズは後退したものの、トップ50にランクインされた4つのオーストラリアワイン生産者の中では、依然として首位にある。
全体的には、今年もヨーロッパから32ブランドがランクインし、その全体の4分の1以上を占めるフランスが再びトップに立った。スペインは8つのブランドが選択され、目覚ましい活躍を見せた。
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