NZワインニュース一覧
ある1本のニュージーランドワインが、 デキャンター・ワールド・ワイン・アワード・トップ50に名を連ねた。
デカンター・ワールド・ワイン・アワード2021では、56カ国から集まった18,094本のワインが試飲され、全体の0.28%にあたる50本のワインのみが栄誉あるベスト・イン・ショーのメダルを受賞した。
憧れのメダルを手にしたニュージーランドワインは、トフ・フェヌア・マトゥア・シャルドネ・アッパー・ムーテリー・ネルソン2018。
トフのワインメーカーであるブルース・テイラー氏は、フェヌアシリーズの他のワインと同様、このシャルドネも単一畑を紹介することが目的であると話す。
「フェヌア・マトゥアは、直訳すると ‘重要な土地’ という意味で、畑の区画の角度や向きが変わることで、複雑さを持つワイン造りが可能となる」と語る。
「このワインは、樹齢15年のシャルドネを手摘みし、全房圧搾を行い醸造した最高の樽から選ばれたもの。
これら単一畑のワインは、素晴らしい骨格、非常に優れた品種の特徴、テクスチャーと複雑さを備えている。シャルドネを最高な状態で表現しているワインを造ることができて、本当に嬉しく思う」
コノのCEOであるレイチェル・タウレレイ氏は、デキャンターのベスト・イン・ショーを受賞したことを大変誇りに思うと話す。
「このシャルドネは、昨年の23周年記念に続く当社にとって特別なリリースとなる。フェヌアシリーズのそれぞれのワインは、私たちのトゥラナガワエワエ、つまり私たちが立っている場所、そして土地とのつながりといった唯一無二の独自性を表現している」とタウレレイ氏は続ける。
「このような権威あるワインコンペティションで、何千ものワインの中から認められ選ばれたことは、土地とその恵みを大切にすることがトーティカ、つまり美しい調和であることを証明している」
今年のベスト・イン・ショーには17カ国のワインが選ばれ、中でもフランスはトップ50のうち15のランクを占めている。
イタリアは7個、ポルトガルは3個、南米とオーストラリアはそれぞれ2個のベスト・イン・ショーのメダルを獲得した。
DWWA2021の共同議長を務めるサラ・ジェーン・エバンスMWは、「このアワードは本当に厳しい審査プロセスを経たもの。私たちは決して楽しく審査をしているわけではない。これはブラインドテイスティング。私たちはワインが何であるか全く知らず、他の審査員と共にテイスティングを行い、議論して深く考察しなければならないだけでなく、さらにその後それぞれの国の専門家であるリージョナル長の審査へと進む」
関連のあるニュース