NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
14.10.2012
ホビットファンが飛びつくか。ミドル・アース(中つ国)ワイン発表

南島のブッリッジウォーターに新たなワイン・ラベルが誕生した。今年が開催5年目となり、ネルソン地域の21のワインナリーが参加し、100種以上のワインを一同に集めたネルソン・ワインアートのイベントが公式お披露目となり、ホビット国としての南島の名声を上げるのに貢献した。

ワイン・ロード・ヴィンヤードは、三世代にわたり家族所有してきた土地にロブ・グレイ氏が20年ほど前に創立し、現在は彼と娘婿のライアン・オコネル氏が中心となり運営している家族経営の葡萄園である。傘下にはグレイズ・ファイン・ワインズ、ブリッジウォーター・グラヴェルズ、ホワイ・ノット・ワインズ、そして新たにミドル・アース・ワイン(中つ国ワイン)が加わり、4つのラベルを持っている。

今回のワインアートではミドル・アース・ワインズのソーヴィニヨン・ブラン、ロゼ、ピノ・グリが、試飲には最適の熟生状態で輝いていた。「『ホビット思いがけない冒険』の劇場公開も近づき我社の新しいミドル・アース・ワインズのお披露目をするにはまさに、成功のセッティングだった 」と共同経営者のオコンネル氏は言う。

「ミドル・アースという名称使用許可を取るのに一年以上かかった。何でも構わず『中つ国』という 名前を与える、って言うわけにはいかないから審査も大変だった。ホビット三部作品の最初映画公開日も決まり、タイミングが非常に良かったことが大いに幸いした。勿論ネルソンと地元の人たちのサポートがあったからこそ可能になった。」

ネルソン・タスマン観光協会もニュージーランド出身のピーター・ジャクソン監督し、ニュージランドの美しさを惜しげもなく見せるこの映画を地元への観光キャンペーンのスローガンとして使用することを発表している。

今回のネルソン・ワインアートイベントの総責任者のギゼラ・パーセル氏は「今回のイベントは前売り券も完売するほどの盛況で、約150人のラッキーな参加者はワインを楽しみながら、ワインメーカー、ワイナリーのオーナーとワインを思う存分語りあっていた。最大の難関はお開きになっても、会場から出てくれない人たちを退場させることだった」と笑いながら語る。

続けて「今回のイベントが、ワイン・ロードの新しい高級ラベル披露の絶好の機会ともなった。タイミングだけでなく、ワインの味、プレゼンテーションも絶妙だった。 」と言う。

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