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オークランドのパークハイアットホテルのスラジGC氏が、2024年のニュージーランド・ソムリエ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
ネパールのポカラで育ったスラジGC氏は、ホークスベイでコンピューター・エンジニアリングを学ぶ留学生としてニュージーランドを訪れた。
エレファント・ヒル・ワイナリー・レストランでウェイターとしてアルバイト勤務の後、接客主任を経てレストラン・マネージャーに。
その後、WSETの資格を取得し、コート・オブ・マスター・ソムリエの資格を取得。
2016年に永住権を取得し、2019年にオークランドに永住、パークハイアット・ホテルのヘッド・ソムリエに就任した。
2022年、スラジ氏はマレーシアで開催される国際ソムリエ協会(ASI)のソムリエ・ブートキャンプに参加するための奨学金を得た。
「このような素晴らしい機会を提供し、国際水準の素晴らしいコンペティションを開催してくれたニュージーランド・ソムリエ協会にとても感謝している」とスラジ氏は話す。
「2023年の準優勝に続き、2024年にベストソムリエ・オブ・ニュージーランドを受賞できたことを大変光栄に思う」
日本からのゲスト・ソムリエ2名とオーストラリアからのゲスト・ソムリエ1名を含む14名のソムリエ候補者が、ソムリエ・スキルを競う1日がかりの審査に挑んだ。
スラジGC氏は一連のタスクを通じて、ニュージーランド最高のソムリエであることを説得力を持って証明した。
「ワイン産業が始まったばかりの母国ネパールの代表になれたことを本当に幸せに思う。いつの日か、より多くのネパールの人々にこの美しいワインの世界で働き、この魔法のような旅を体験してもらいたい」
ニュージーランド・ソムリエ・アンド・ワイン・プロフェッショナルズ会長は、ニュージーランド・ソムリエ・アワードは、エキサイティングでダイナミックなキャリアをホスピタリティとツーリズムの分野で切り開く、増え続けているワインのプロフェッショナル達に光を当てるものだと語る。
「ニュージーランドワインは世界各地に輸出され、国際的な賞を受賞しているが、レストランやバー、ワインショップで日々ワインを販売している人々への感謝を忘れてはならない」とヘイ氏。
「スラジGCは、コンピューターシステムを勉強していたときにアルバイトのウェイターとして雇われたのがきっかけで、自己啓発と献身的な努力によって、ニュージーランド有数の国際的なホテルで莫大な予算を持つヘッドソムリエ兼ワインバイヤーを務めるというキャリアを築き上げた」
「スラジと他の13人の参加者のストーリーは、ホスピタリティやツーリズムのキャリアへのきっかけとなるインスピレーションと確信を与えてくれる。
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