NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
05.07.2009
イギリスも注目の新たなサブリージョン

ニュージーランドで最も新しいとされる生産地区のワインが、初めて国外へ輸出されることになった。
カンタベリーの新たなサブリージョンであるシェヴィオット・ヒルズに位置し、ニュージーランド国内で成功を収めているマウント・ビューティフルのワインが、イギリスの会社、ジェネシス・ワインズにより同国に輸入される。

シェヴィオット・ヒルズというサブ・リージョンの可能性を初めて示唆したのは、マウント・ビューティフルの創始者であるティース・ファミリー・ヴィンヤードのデヴィット・ティース博士とされ、それはわずか数年前の2004年のこと。
その後、ティース・ファミリーは巡り合った新しい適地に70ヘクタールのヴィンヤードを構え、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールの栽培を始めた。このヴィンヤードは、マールボロよりわずかに冷涼だが降雨量はおぼ同じ気候条件にあるという。

初ヴィンテージをイギリスのワイン愛好家達に紹介できることにチーム一同ワクワクしているというティース博士は、「ジェネシス・ワインは業界において素晴らしい評価を確立しており、これからビジネスパートナーとして歩めることを嬉しく思っている」と話す。

一方のジェネシス・ワインのマネージング・ディレクター、トム・ヘイウッド・ロンズデール氏も以下のようにコメントしている。「マウント・ビューティフルのワインをイギリスで展開することにより、“申し分ない資質を秘めた最新ワイン産地の発見”というまたとないチャンスを、我が国のワイン愛好家のみなさまと分かち合うことができる」

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