NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
09.01.2011
ニュージーランドワインとゴードン・ラムゼイの元ソムリエがタッグ

マールボロのブドウ栽培家が、ゴードン・ラムゼイの元ソムリエとタッグを組んだ。

マイク・イートン氏は、妻のジョー・イートン氏と共にテラヴィンを経営、フェアホールでブドウ栽培と醸造も自ら手がける小規模生産者。

フランス人ソムリエであるジャン-マリー・プラット氏は昨年初め、ニューワールドのワイン産地を巡っていた際イートン氏に出会い、即テラヴィンのロンドン在住インターナショナル・セールス・マネージャーになるよう説得された。

プラット氏は、ロンドンのゴードン・ラムゼイ勤務の3年間を含む7年間、ロンドンでワイン専門家として務めた後、ニューワールドの現状を確かめるため、カリフォルニア、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドを訪れた。

ニュージーランドでの最後の夜にイートン氏がプラット氏にサンプルワインを渡したところ、すぐに虜になってしまった。

プラット氏は、イートン氏とワイン醸造に対する哲学が同じだと言う。
「果実味とパワーを求めるべきではなく、エレガントさと抑制を求めるべき」

テラヴィンのワインは国内販売よりも、輸出がほとんどを占めている。
現在シンガポールのラッフルズ・ホテルを始めとする、アジアの高級ホテルやレストランでサーブされているが、イートン氏はヨーロッパやアメリカにも進出したいと話す。

「ヨーロッパやアメリカ東部では、高級市場に参入するには特別なコネが必要だが、ジャン-マリーはきっと関係者達とこっそり握手してくれるだろう」と笑いながら話しつつも、「彼は世界最高峰のシェフ達と働き、恐縮ではあるが我々のワインに何かを感じ、胸を高鳴らせてくれた。今後国際的にテラヴィンのワインを紹介するのは非常にエキサイティングな仕事になるに違いない」と続けた。

SHARE