NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
01.09.2012
クラウディー・ベイよりセントラル・オタゴ産ピノ・ノワール登場

ニュージーランドワインを代表する生産者、クラウディー・ベイが、今年中にセントラル・オタゴのピノ・ノワールを新たにリリースすることを明らかにした。

初ヴィンテージとなる新ワイン、「テ・ワヒ 2010」は、9月8日にマールボロにて開催されるワールド・ピノ・ノワール・テイスティングの場で試飲できる予定。

「27年間マールボロでワイン造りを続けてきて、そろそろ違う土地で違うタイプのピノ・ノワールを生産するのも良いのではないかという思いに至った。ただ市場を拡大するだけの目的ではなく、注目の新たな地域に参入するという良い機会でもある」とコメントするのは、クラウディー・ベイのワインメーカー、ニック・レーン氏。

クラウディー・ベイは、2009年にセントラル・オタゴのブドウ栽培者と提携をスタート、3ヘクタールのヴィンヤードから果実を調達しており、2013年までには自社ヴィンヤードにしたい考え。

レーン氏によると、テ・ワヒは、14ヶ月間40%フレンチオークで熟成、生産量は毎年1000ケース未満、希望小売価格は70~80ニュージーランドドル(約4500~5200円)を予定しているとのこと。

さらにクラウディー・ベイは、近い将来マーティンボローでのピノ・ノワール生産も視野に入れている。

「ヴィンヤードの取り合いと化しているマールボロで、質の良いブドウ果実を確保することが非常に難しくなってきている。より高品質のピノ・ノワールを造りたいと考えた時、他の産地に目をやる必要がある」とレーン氏は話す。

テ・ワヒ 2010の発売日は未定。

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