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ニュージーランドの海外投資法では、外国企業や外国人が資産、土地の25%以上を取得する場合、土地情報省海外投資局(OIO: Overseas Investment Office)の承認を取得することが義務づけられているが、今回の承認により、中島薫商店はマールボロのフォリウム・ヴィンヤードの筆頭所有者となる。同社は、この12.5%のシェア買収に45万ドル支払ったとされる。約8ヘクタールの土地を持つフォリウム・ヴィンヤードは現在360万ドルの価値があるとされるが、政府の記録によると、同ヴィンヤードは2011年3月29日に約225万ドルで売却されている。中島薫商店は現在の75%ある株保有率を87.5%まで引き上げるために、少数株主からの株の買収を進める意向がある。同社によると、フォリウム・ヴィンヤードの残りの12.5%にあたる株は、フォリウム・ヴィンヤードのマネージャーで、ワイン醸造家の岡田岳樹氏が所有するヴァイン・ラボラトリーズ社が保有している。
政府見解では「中島薫商店の今後の株買収には、継続的なフォリウム・ヴィンヤードへの投資、事業発展を意図しているところ」と見られている。土地情報省海外投資局によると国内の雇用増大と輸出からの利益をもたらすことで「ニュージーランドへの大きく、評価できる利益」という基準を満たしている、と判断され、今回の買収は海外投資法の基準を満たす海外投資でと判断され、この買収は2013年11月に認可がおりた。
同投資局のレポートによると、2011年3月時点で、日本はニュージーランド・ワインの第8番目の輸出国であり、その上、日本ではワインはアルコール飲料でも一番人気あるものとなっている、としている。
「中島薫商店はニュージ-ランド・ワインはもっと日本で促進可能と信じている。同社のワインは全てオーガニック基準を満たす葡萄畑で栽培された葡萄から造られたワインとなるようにしていく意図があり、これが日本での販売促進に直結する、としている。」
現在、フォリウム・ヴィンヤードはオーガニックなソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールを生産している。
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