NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
18.11.2006
注目のワイララパ・ワインにNZ政府が補助金提供

政府機関であるNZ貿易振興公社(NZTE)が提供する地域発展のための補助金制度、“メジャー・リージョナル・イニシアティブ”を受ける地区として、最近新たな良質のワイン産地として注目を浴びているワイララパが選ばれ、ワイララパ・ワイン・プロモーション・グループ(ワイン・フロム・マーティンボローとワイララパ・ワインズ・インクにより構成)に60万ドル(約4800万円)が支給されると発表された。

この朗報を受け、同グループのスポークスマンである、キャス・ホプキン氏は以下ように抱負と決意を語っている。
「この貴重な補助金が、我がワイララパ地区が目指している国際市場での成功に向け、強力な後押しとなるに違いない。
主にブティック・ワイナリーで形成されているワイララパが、現在認められつつある市場でのポジションをさらに強化し、各ワイナリーの新たな市場参入へのできる限りのバックアップもしていきたい。その具体案として、国際的トップクラスのワイン評論家やバイヤー達を当地区へ招待するなどのプロモーション活動を検討している。これまでに資金面で苦労してきたブティック・ワイナリーのオーナー達にとっては大きなチャンスが訪れた。
そしてさらには、ワイララパをNZを代表する観光地として地位を確立するためのプロモーション活動にも力を入れていきたい。」

ワイララパ地区として割り当てられた補助金の総額は2億ドル(約160億円)。ワイン産業のプロモーションの他には、フランスの名門料理学校、ル・コルドン・ブルーと提携した国際的料理学校の創設などに充てられる予定で、“食とワイン”をリンクさせ、“NZプレミアム・ワイン&フード”の代表的地域としての知名度アップを図る。

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