NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
16.11.2015
オンライン・ワインショップで個人の顧客の嗜好に合ったワインを吟味し定期的発送サービス開始

ワイン専門家で、TV番組「サースティ・ワーク」のプレゼンターを務めるイヴォンヌ・ローキン氏とワイン業界の重鎮のデビー・サットン氏の斬新的な最新企画はオンラインのワインショップ。「ワイン・フレンド」は面倒な買い物と当てずっぽうのワイン選びから消費者を解放し、手ごろな価格帯でのワインを楽しめるようにした最初のオンライン・ワイン・ショップ。

8つの簡単な質問に答えるだけで、顧客の甘さ、酸味、苦さ、味の強さへの許容度を図りプロファイリングする。それによって個人個人の嗜好に合うワインを選択し、スーパーマーケットで購入するぐらいのお手ごろ価格のワインを家まで配送するサービスを提供する。

顧客の嗜好プロファイルを基に、CT(Chief Tasting Officer、最高試飲責任者)のイヴォンヌ・ローキン氏が、顧客のワイン試飲体験を一歩助長させるような、「びっくり」ワインを混入する。これまで顧客が自分でワインを選択していたら選びそうもないようなワインの紹介するのが目的で、これには新しい種類のブドウ、スタイル、地方、生産者等が要素となっている。

「もし85パーセントの人がワインをスーパーで購入しているとすると、たいていはセールやプロモーションされているものが多くなる。そうなると伝統的なワイン購入モデルは成り立たない。そのために、何か違うものを試してもらおうというのが、この「びっくり」ワインを紹介する目的。最近シェアリング・エコノミーとも最近言われているように、従来と違ったやり方でビジネス展開をして成功している企業がある。その例が宿泊施設や交通機関のセクターで始めたAirbnb やUberだ。顧客に購買力と便宜さを戻す、という発想転換モデルとも言える。ワイン業界でも、同様に顧客に力を戻す時期に来ている。」とローキン氏は言う。

サットン氏によると、最近の食料品店でワインには最大の選択肢があるという。
「ワインには朝食のシリアルの10倍の選択肢が存在し、スペース的には2番目と大きさを占め、選択がとても複雑になってきている。ワイン購買者はこれまでに経験したこともないほど、世界各地からの製品から選択することが可能である。言い返せば、選択肢がきわめて複雑化してきてしまい、パーフェクトなワインを探し出すのが、ますます難しくなってきている、ということになる。ワインに関しては”不安の時代”の到来とも言えよう。だからこそ、いつも購入するワインを選択するか、あるいは混乱してしまい、一か八かの賭けのつもりでワインを選択してしまう。つまり、大多数の人は、自分たちの好みに合うワインを探すのに、誰かのアドバイスがあった方がいい、ということにつながる。」

プロファイルの精度向上し、次の注文にはさらに味覚・嗜好に合ったワインが届けられるように顧客に「ワイン・フレンド」のサイトで自分に送られて来たワインを評価するよう奨励している。「当社が使っている嗜好調査は顧客関係構築の単なる出発点。フィードバックがそれぞれの顧客の好みや嫌いなワインの情報として蓄積し、より緻密な顧客個人の嗜好の理解ができるようになる。それぞれの顧客プロファイルを微調整していく共同作業を奨励している。フィードバックが多ければ多いほど、顧客個人個人の好みを知り、その人たちに合ったワインを提供出来る。」

「ワイン・フレンド」は3種類の定期契約がある。簡単な毎日飲むワイン(99ドル)、自分への語法日ワイン(149ドル)、人気・革新的ワイン(249ドル)。毎月、あるいは隔月ごとの発送。ケースにはニュージーランド産あるいは輸入物を含め6本の違うワインが混合される。送料無料。

「ワインフレンド」のホームページ:
https://www.winefriend.co.nz/

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