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ニュージーランドワインニュース

113年と言う年月を経たワインボトルが農家のセラーで見つかり、ニュージーランドでは最古のものとされるワインの試飲が最近行われ、参加した批評家から素晴らしい味を現代にまで持ちこたえたワインに賞賛の声が上がった。

最近、ワイララパで1903年もののランズドーン・クラレットのボトルが開けられた瞬間に、「驚嘆に値する素晴らしさだ。力強さをいまだに持っており、ワインからこぶしが出てくるほど元気なワインだ」とはワインライターのジョン・セイカー氏は驚嘆した。

このワインは、早くからワイララパに入植したウィリアム・ビータム氏のフランス人妻がホームシックでブドウの苗を家族が所有していたマスタートンの土地で作られたものだ。

1908年にはもうブドウ栽培を辞めてしまったブドウ園だが、ビータム家の子孫がまだ所有するブランセペス・ステーションにあるエドワード王朝時代のホームステッドにボトルが何本かセラーに残っていた。セイカー氏は、この稀有なワインの試飲に地元、海外からの12人のワインライターをブランセペスに招待し、ボトル一本14,000ドルと言う価格がついているワインをたしなんだ。

ピータム家のマスタートンブドウ園は、2009年に新しいオーナーのデレック・ハーガーが復活させ、ピノ・ノワールの国際的賞を授与している。同日はこの1903年ものと最近な同じ土地で作られたワインとの飲み比べをした。ブランセペスの現在の管理人を務めるエドワード・ピータム氏は、ワイラパパのワイン造りの先駆者的の役割を見るにつけ、彼らの業績をたたえるとともに、同じような業績を達成したい、という目標にもなっている、と述べている。

ぼろぼろになりかけているコルク栓がボトルから抜かれるのを見て、皆息を凝らした。一たび、この神々しいワインがグラスの中で回され、口に含まれ、招待客がにおいをかぎ、味を試し始めると、全員がこれまでの長い月日はこのワインに悪影響を与えていないと、同意した。

「このワインは、まるでまだまだ死ぬことなんか考えていない100歳の人間のようだ。」とドイツ人のソムリエのマルカス・ベーリングホフ氏は評する。「乾燥したシトラスの皮のような酸味が、ワインに元気さを与えていたので、驚いてしまった」とは、アメリカ人のワインライターのサラ・シュナイダーの感想。

これだけ年月を経てきたこのワインが、欠点なし言うだけで、驚きだが、その上に芳香ある。「ニュージーランドのワイン産業のエドワード時代の優雅な夏の夜明けの香りがし、それがこのワインを特別なものにしている」とセイカー氏は述べる。

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