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マールボロのとある場所にあるヴィンテージ・ワインセラーから、恐らく2度と入手不能な、高価なフランス産ワインが盗難の被害に遭った。フロム・ワイナリーの総支配人のウイリアム・ホアーレ氏所有の貯蔵倉庫に保管されていた何千ドルという値がついている高価なフランスワインが、先週の火曜日から金曜日の間に、突然姿を消してしまった。
「盗んだ人は暖炉の前で、ボルドー産のいいワインをきっと楽しんでいることだろう。」とホアーレ氏は幾分皮肉を込めて言う。盗難されたワインの大半はフロム・ワイナリーのワインセラーが所有するもので、新しいワインを製造する際の、参考となっていたワインだった。「開発予定のワインのベンチマークとなっていたものでした。うちでは、最高のワインを作ることを心がけ、参考となる最高級のワインを保管していた。株を購入する人が持つような感覚で、私たちも時の経過で価値が上がるものと見ていた」ブレナムから約2キロに西に位置するレンウィックの同ワイナリーにある建物内で盗難されたワインの大半は保管されていた。「ワインは、うちのワイナリーの従業員が購入し、個人的に所有していたもので、その一部は二度入手不能のものだ」とホアーレ氏言う。
大半は2006年以前のワインで、フランスでも著名なブルゴーニュ、ボルドーの造り手から輸入したもの。ボトルはマグナムサイズ(1.5リットル)。中には5リットル・ボトルや、それより大きいもあった。
ホアーレ氏は、こういったワインが売却のために持ち込まれた場合には、注意するように地元のワイン販売店に連絡を入れている。
「売りに来る時に捕まえたいと願っている。盗人たちは自分たちがどんな高価で貴重なものを盗んだかもわかっていないと思う。きっと獲物が何かよく知っている人か、あるいはボトルには何がはいっているかもわからない人か、どちらかだろう」
侵入盗犯は、同じ建物に保管してあった、暖炉用の焚き木も持ち去っている。
「かなり頑丈な南京錠を壊して、内部に侵入した」と地元ブレナムのラス・スミス巡査はいう。警察は被害にあったワインが実際何本であったかの調査中。また鑑識チームも現場検証をした。ワインの運搬にはトラックを使い、それも何度か往復している模様、とスミス巡査は述べる。ブレナムのグラム・シングル巡査部長は、警察は現時点では収集した証拠の調査を継続している、と報告している。
描写に当てはまるワインを買わないかと言われたり、似たボトルをインターネットで販売されているのを発見した人、あるいは、この空き巣に関して何らかの情報を持っている人は、ブレナム警察まで、匿名の情報も歓迎、とのこと。
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