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大量生産のブレンドされたワインと差別化し、効果的な地域振興を目的に、高品質のワインメーカーで作るグループの新たな商標が登録された。現在、北アメリカ、ヨーロッパ、アジアでのアペラシオン商標登録された。
「これは、国際的なアイコンとなったニュージーランド・ワインの保護への第一歩となる。この地域を作り上げるためのこれまでの努力を保護するのがアペラシオン・マールボロ・ワインの目的だ。この認証で世界中の消費者が信頼できるワインの保証を得られることとなった」とはドッグ・ポイント・ヴィンヤーズの所有者でAMWの会長を務めるイヴァン・サザーランド氏は語る。
現時点でのAMW証明はソーヴィニヨン・ブランのみとなっている。ニュージーランド国内の現行のラベルに関する法令では、ラベルに表示されるブドウの原産地、使用されたブドウのうち85%がそこで栽培され、残りの15%は別の場所で栽培されたものでもよい、となっているが、これと対比しながら、今後他のブドウ種にも広げていく可能性もあり得る。
今回の厳密な生産地登録では、使用されたブドウの100%マールボロ産で、その上持続可能なブドウ栽培プログラムとして認定されたところ栽培されたブドウのみを使うことになっている。さらに瓶詰めはニュージーランド国内でされたものでなくてはならない。
国際的に需要が高くなっているニュージーランド産ワインの影響もあり、ニュージーランド・ワイン生産者協会によると、輸入者・再販社へもたらした全輸出額は今年は記録更新となる18.3億NZドルとなった。アメリカ市場が最大の市場で、5.5億ドルの輸出額をあげている。
昨年夏に発足した時はAMW会員数は36社だったが、現在は49社となり、その中にはこの地域を代表するよく名の知れたワイナリーが含まれている。
クラウディ・ベイのディレクターのヤン・シェン氏は、「AMW認定は、マールボロのワイン業界のブランド価値の保護には必須だ。これはマールボロのワインが世界的にもユニークで、素晴らしいものであり、100%保護する価値があることを認識するものだ」と語る。
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