NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
13.05.2007
2007年、“夢のヴィンテージ”に期待

冷気に見舞われた12月や極端な少雨が心配された夏を乗り越え、収穫期には理想的な天候に恵まれたホークス・ベイでは、「2007年は過去最高のヴィンテージ」との声があちこちで聞かれる。
ホークス・ベイ・ワイン・グローワーズ代表のロッド・マクドナルド氏は、「ソーヴィニヨン・ブランからメルロー、シラーまでどの品種も非常にエキサイティングなブドウが収穫できた。今年は傑出したヴィンテージになるだろう。」と期待をのぞかせている。

重要な収穫期に雨が少なく暖かかったため、果実の腐敗や霜被害に遭うこともほとんどなかった。そのため、理想的なタイミングで最高の状態のブドウが収穫することができたことに多くのワイン関係者が喜びを語っている(下記はその一部)。

ブラック・リッジ・エステート、シャン・ハーディング氏:「白も赤も本当に巣晴らしい。今年のブドウ果実の味は群を抜いて優れている。どの品種も異彩を放つであろう。」

トリニティ・ヒル、ジョン・ハンコック氏:「今年のブドウは抜群に良い。天候に恵まれたおかげで、白ブドウが特に最高級の質であるが、赤のピノ・ノワールも突出している。」

収穫がほぼ終了した今、醸造家達はこれからワイン造りに専念することになるが、その一方ハーディング氏を始めとするブドウ栽培家達は、多忙な収穫期中には後回しにしていた事務処理に追われることになる。

また、トリニティ・ヒルを始めとした一部ワイナリーのヴィンヤードではデザートワイン用遅摘みブドウの収穫が引き続き行われる。

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