NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
01.06.2007
南北両島にまたがる380kmのワインルートを整備

海外から訪れる高級志向の旅行者誘致に拍車をかけるため、国内ワイン産地が力を合わせ立ち上がった。

ホークス・ベイ、タラルア、ワイララパ、ウェリントン、マールボロという、合わせると国内ブドウ産地の7割以上を占める5地域が全面的に協力し、約380kmにも及ぶクラシック・ニュージーランド・ワイン・トレイルを再開させた。

積極的に国際マーケティングを行うため、現在各地域がこのトレイルのための出資を続けている。
その動きとして、新マーケティング・マネージャーを雇用、23日にはヘイスティング近くのステート・ハイウェイ2号線沿いにワイン・トレイルの新標識が設置された。

ワイン・トレイル・プロジェクト代表のトロイ・ジャービッチ氏は、一部地域では海外からの旅行者を5%から45%に増加させた実績も残していることを強調し、旅行者の大多数を占める英国とオーストラリア以外の国からの観光客増加も目指していると話す。

元ニュージーランド政府観光局代表で、今回ワイン・トレイル・マーケティング・マネージャーの座に就いたトレイシー・ジョンストン氏も、次のようにコメントしている。
「海外からの旅行者達は、お決まりの観光コースだけではなく、それ以外にもより多くのNZらしいスポットにも訪れたいと考えている。このトレイルでは、ワイナリー巡りを楽しんでもらうことはもちろん、マールボロ・サウンドなど、秘境とも言える素晴らしいスポットに訪れてもらうチャンスもあり、ぜひそれぞれ自由な形でNZを楽しんでもらいたいと考えている。」

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