NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
08.06.2008
セントラル・オタゴのワイナリー、全オーガニック化へ
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年々注目度を増しているニュージーランド南島のワイン産地、セントラル・オタゴが同地域内ワイナリーの全オーガニック化へ向けて動き出した。
ニュージーランド政府出資のあるオーガニック機関が、セントラル・オタゴ地域全面オーガニック計画への協力を決め、今後ヴィンヤード・オーナーや葡萄栽培家への教育を始め、全ワイナリーがオーガニック化することにより考えられる問題点などを検討していく。
ニュージーランド・ワイン・グロワーズの「サステイナブル・ワイングローイング(継続可能な葡萄栽培計画)」に認可されている同地域のワイナリー、キャリックのスティーブ・グリーン氏は次のように話す。
「セントラル・オタゴの多くのワイナリーが既にビオディナミやオーガニックに取り組んでいるか、もしくはそれに移行しようとしている。何度か協議を重ねる中で、我々は地域を挙げてオーガニック産地としての立場を築くための取り組みをすべきとの強い思いが感じられた。反対の声が挙がるのは避けられないことであるが、昨今の環境問題を考えても全ワイナリーのオーガニック化は成すべき動きであると支持されている」
またセントラル・オタゴは、近年の、特に冬季の低気温が害虫を寄せ付けにくいなど、その気候が幸いし、オーガニック栽培にも向いているとされることからも今後のオーガニック化への動きが注目される。
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