NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
16.08.2009
ニュージーランド大手ワイン・カンパニーをアメリカ企業が買収

マールボロを拠点とするワイン・カンパニー、ニュージーランド・ワイン・ファンドが、アメリカのワイン・カンパニーに買収された。

カリフォルニアのソノマを拠点とするフォーリー・ファミリー・ワインズが、ヴァヴァソー、ゴールドウォーター、クリフォード・ベイなどを擁するニュージーランド・ワイン・ファンド全体を買収することに合意した。

ヴァヴァソー・ワイン・カンパニー、マネージング・ディレクターのピーター・スカッツ氏によると、今回の契約内容には、ソーヴィニヨン・ブランが8割を占める100ヘクタールのヴィンヤードの売却も含まれているとのこと。
また同氏は、フォーリー・ファミリー・ワインズのオーナー、ビル・フォーリー氏が良い条件を提示したことも打ち明け、アメリカ国内にすでに流通網が確立されていることもニュージーランド・ワイン・ファンドのワイナリーにとっては大きなメリットになると話している。

現在同ファンドの総生産量は年間約28万ケース。

ニュージーランド・ワイングロワーズ代表のフィリップ・グレギャン氏は次のようにコメントしている。
「今回の売却により、国内で生産されるワインのほぼ半数が、海外資本の会社によるものとなる。海外資本の受け入れは、ニュージーランド・ワインが市場で成功していることの証」

また、同ワイングロワーズ議長のスチュアート・スミス氏も「海外の投資会社はすでに各自の流通網を持っているため、ニュージーランド・ワイン業界にとっても望ましいことである」と前向きな意見を述べている。

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