NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
03.08.2008
ニュージーランド・ワインと中国の意外な関係

当ニュースでも取り上げた通り(6月29日付)、今年のニュージーランドのワイン用葡萄の収穫量は約40%の大幅アップとなった。
そこで自然と問われるのが「誰がそれを消費するのか?」ということ。小規模ワイナリーであれば、国内市場のみで対応できる場合が多いが、中規模以上となると必然的に輸出に頼ることになる。

現在ニュージーランド・ワインの約35%が国内消費、残り約65%が輸出されている。
そして最も注目すべき新しい市場が中国。
日本を始めとする多くの国では世界中のワインが手に入るが、やはり今でも「フランスワイン至上主義」はどの国でも根強く残っているようで、ニューワールドの生産国はマーケティングに苦戦を強いられることも多い。

ではニュージーランドはこの状況にどう対処しているのか?

ニュージーランド・ワイン・グロワーズのグローバル・マーケティング・ディレクター、クリス・ヨーク氏が中国を例に挙げ、そのユニークな国民性も合わせて回答している。
「我々はあえて人口が多い北京ではなく上海に目を向けた。その理由は、上海の方が裕福層が多く、高級でおしゃれなレストランも多いため。また、ワインにお金をかける人は、より洗練されて見られたいがために赤ワインを好むという。これは赤ワインの方が健康に良いと言われているのも人気の理由の1つであるが、別の理由として、『赤ワインだとグラスに入れた時に明らかにワインだとわかりおしゃれに見えるが、白ワインだとただの水と間違えられ兼ねない』ということが挙げられるらしい」
ということは、日本ではニュージーランド・ワインの代名詞として大人気のマールボロ・ソーヴィニヨン・ブランもお隣の中国では「かっこよくない」飲み物とみなされてしまうようだ。

加えて「ラベルに記載されている文字数が多いほど高価なワインとみなされるらしい」と、ヨーク氏。

しかしながら中国だけではなく、世界の消費者は徐々にワインについての知識を増やし、イメージや先入観だけではなく、しっかりと品質そのものを見極め、上手くニューワールドのワインを選ぶ日が近い将来訪れることだろう。そうなると「ニュージーランド・ワインは高品質」という評判がより広く定着することは想像に難くない。

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