NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
27.09.2009
災い転じて福と為す~悲劇がもたらした快挙

マーティンボローのワインメーカー、ポール・メイソン氏は、「人間万事塞翁が馬」のことわざを実体験で証明した。

2007ヴィンテージは、春霜や開花期には悪天候に見舞われたため、ブドウの収穫量は激減してしまい、とても祝賀すべき状況とは言い難かった。

しかし2年が経過した今、低収穫量のヴィンテージに光明が差している。
収穫量が絞られたことにより非常に優れた品質のブドウが残り、そこから素晴らしいワインを生み出す結果となったのである。

「2007年は紛れもなくワインメーカーのヴィンテージであった。経理担当者にとっては喜ばしいヴィンテージとは言えないけれども」とは、メイソン氏の弁。

先日開催された、国内最大のワインコンテストであるニュージーランド・インターナショナル・ワイン・ショー(NZIWS)において、マーティンボロー・ヴィンヤードの単一畑ブランド、バーント・シュプール・ピノ・ノワール 2007がピノ・ノワール・トロフィーを受賞した。
バーント・シュプールはまだ若く、ヴィンヤードはマーティンボローのすぐ南に位置している。
今回は250に及ぶ他のピノ・ノワールを押さえての快挙となった。

さらにマーティンボロー・ヴィンヤードの快挙は続き、NZIWSの一週間前に開催されたニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3カ国参加にによるトライネイションズ・チャレンジでは、マーティンボロー・ヴィンヤード・ピノ・ノワール 2007がピノ・ノワール・トロフィーを獲得している。

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