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これまでオタゴはギズボーンに継ぐ第四番目の葡萄生産地として知られていたが、最新のニュージーランド・ワイングローワーズ(以下協会)の統計によると、ギズボーン登録の葡萄作付面積は1617ヘクタール、オタゴは1787ヘクタール(国内の葡萄作付面積の5%)と順位が逆転していることがわかった。マールボロは依然として国内一のワイン製造地域で、22,587ヘクタール(全葡萄畑の66%)、2番目は4841ヘクタール(同14%)のホークス・ベイとなっている。この数値はあくまでも葡萄作付面積を示しており、生産量ではない。
セントラル・オタゴはバノックバーンのキャリック・ワインズのオーナー、スティーブ・グリーン氏は「今年の統計は世界的に見てもピノ・ノワールへの関心度を反映している。中でもセントラル・オタゴは驚異的な名声を博している。この傾向はセントラル・オタゴ、ひいてはニュージーランド・ワイン全部に歓迎すべきもので、これが継続すればソーヴィニヨン・ブランに続く第二の人気ワインとなることは予想に違わない」と評している。セントラル・オタゴのワイン業界の成長は以前と比較するとやや横ばいとはなるが、継続成長となるであろう、とグリーン氏は予測している。ニュージーランド国内で栽培された葡萄の58%はソーヴィニヨン・ブラン、続いて15%のピノ・ノワールとなっている。人気が低迷しつつあるとはいえ、シャルドネは依然として三番目に多く栽培されている種類で9%、続いて7%のピノ・グリとなっている。
一方、新たに発表された統計の芳しくない側面は、この数年間ギズボーンの何箇所かのワイナリーが統計から除外されてきたことが確証された。当該地域は、最近人気低迷となってきているシャルドネや芳香を持つワインを生産してきた。
今回発表された統計は2012年の葡萄畑登録レポートに掲載されている。協会のサステイナブル・プログラム責任者のフィリップ・マンソン氏曰く「このレポートは過去数十年で最も正確な葡萄畑の生産統計」と位置づけている。さらに「この新しい葡萄畑登録レポートはこれまで協会が発行してきた年刊葡萄畑調査を取って代わるものであり、これからは、主催のイベントへの参加資格は葡萄畑登録が含まれる」。同レポートには1841の葡萄畑の生産データが含まれている。
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