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ブドウの大豊作と主要ワイン輸出市場での継続的な好売上が功を奏して、2014年3月末実績で、ワイン輸出額が13.2億ドルとなり、昨年度に比べ9%の増加となった。ニュージーランドの輸出黒字額が9.2億ドルとなったのは、輸出額第8位のワイン輸出が貢献している、と指摘されている。
ニュージーランドワイン生産者協会の会長のフィリップ・グレゴン氏のコメントによると「2014年のワイン収穫量が発表されると、さらなる成長率を掲示できると予想している。」
ニュージーランドブドウ生産者協会会長のジョン・クラーク氏は「今後2-3週間でワイナリーから生産量値が集積されると、さらに明確となるが、予想としては今年の葡萄栽培は記録的な40万トンに達するであろう」と言う。クラーク氏の予想が正しいとすると、昨年の収穫量の34.5万トンを上回ることになる。
マールボロとカンタベリーには影響があったが、4月の変わりやすい天候と激しい雨はおおむね収穫にあまり影響がなかった。「私の理解では、悪天候はかなり前から予測されていて、葡萄の大半は、その悪天候の前に収穫されていた。」クリスマスあたりに粉状の白カビにニュージーランドの大部分の葡萄栽培者は悩まされたが、概ねこの天候は葡萄に影響がなかったようである。とはいえ2009年に葡萄の価格がほぼ半分となってしまった時のような財政的にひどい目にはあっていない。
クラーク氏は、「ワインの超過製造から葡萄の値崩れしてしまったようなことは、今年は起こらない。2009年と比べるとワイン市場は非常に成長した。一昨年の収穫量が非常に低かったので、タンクがほぼ空の状態からワイン醸造を開始した。たとえ収穫量が多くなったとしても、マーケティングの観点からは何の問題もない。オーストラリアとチリの悪天候もニュージーランドに好都合となっている可能性もある。さらに、ニュージーランドはどちらかと言うと高級ワイン市場に特化していることも、期待できる点である」と言う。
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