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ニュージーランドワインニュース
06.03.2016
ピノ・グリがソーヴィニヨン・ブランへの最強の挑戦者
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何年もの間、ニュージーランドで影響力があり勢いのある第2の白ワイン品種を探し続けていたが、どうやらピノ・グリに落ち着きそうだ。
ピノ・グリは過去7年間で植樹数が2倍に増え、約2,700ヘクタールとなっている。
これは、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールにに次いで国内第4位となる。
一方、次に来る品種と目されていたリースリングの植樹数は減少している。シャルドネも同様で、緩やかに下降している。
「ピノ・グリは成長著しい品種と言える。国内外に対する需要に追いついていない」と話すのは、イーランズ・エステートのヨーロッパ・セールス・ディレクターを務めるサイモン・ケリー氏。
これまで、ワインメーカー達はニュージーランド・スタイルと呼べるピノ・グリを生み出すことに苦戦していた。ケリー氏は次のように続ける。
「かつてはアルコール度14%、残糖10gというようなワインであったが、酸によりより辛口のスタイルに仕上がっている。偉大なる白品種の希望の星とまで言うつもりはないが、心地よく美味なスタイルであることは確か。白品種の王者、ソーヴィニヨンブランの最強の挑戦者と言える」
ピノ・グリは現在ニュージーランドにおけるワイン生産量の約7%。未だソーヴィニヨン・ブランが同70%を占めている。