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目的別のワイングラスを製造している何世紀も続くオーストリアのグラス会社が、マールボロを一躍有名にした品種用グラスを発表した。
1756年創立の家族経営の会社、リーデルは、世界中のワインメーカーの情報を元にヴェリタス・ソーヴィニヨン・ブラン・グラスを開発した。
同社は現在のソーヴィニヨン・ブランのグラスがいかに古くなってきたかということに目を向け、ワイン・マールボロの協力と共に大規模な製造過程をスタート。
昨年ブラインドテイスティングを行い、マールボロのワイン業界を代表するメンバーが試飲、17種類のグラスのうちどれがソーヴィニヨン・ブランに最も適しているかを確認した。
このワークショップとヨーロッパでも開催されたワークショップが、マールボロ・ソーヴィニヨン・ブランにぴったりのグラスの開発に繋がった。
ギーセン・グループのグローバル・ブランド・アンバサダー、ロスコー・ジョナソン氏は、リーデル創立者であるセオ・ギーセン氏が今回のグラスの開発を後押ししてくれたと話す。
「これまでマールボロ・ソーヴィニヨン・ブランの独特なアロマのためのソーヴィニヨン・ブランのグラスが存在しなかったので、非常にワクワクしている。マールボロというブランドを世界に広める大変良い機会であるとも考えている」とジョナソン氏は続けた。
リーデル・オーストラリア・アンド・ニュージーランドのマネージング・ディレクター、マーク・ボールダーストーン氏は次のようにコメントしている。
「マールボロの生産者達は、現行のグラスはもはや彼らが造るワインには適していないと言う。ワイン醸造技術、気候や流行の変化により年月を経てワインのスタイルは必然的に進化している」
昨年マールボロでテイスティングを行った際、ボールダーストーン氏は、形と高さ、そしてグラスの中での空気の流れが香りの出方を決めるとも話していた。
新しいグラスは背がやや高めでボウルはより上部が狭まったもので、果実の香りがはっきりと現れるニューワールドスタイルのソーヴィニヨン・ブランのために開発したとリーデルはコメントしている。
今回の新たなグラスの製造を有効活用するため、ワイン・マールボロは「マールボロ・ニュージーランド」のロゴ入りグラスを12,000脚オーダーしている。
「ソーヴィニヨン・ブランをベストの状態で披露するという我々のコミットメントを表している。プレミアムワインはプレミアムグラスで飲むべき」とジェネラル・マネージャーのマーカス・ピッケンス氏のコメント。
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