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ニュージーランド観光省の調査によると、2005年度に国内外のワイナリーを訪れたキーウィ(ニュージーランド人)のうち、31パーセントがウェリントン地域からであったことが明らかになった。
これに次いだのはウェリントンの約3倍の人口を擁するオークランド地域の28パーセント。クライストチャーチを含むカンタベリー地方からは18パーセントであった。これらの数字には、各地元ワイナリーを訪れた人数は含まれていない。
ウェリントン地域在住者が1位になった理由について、国内ワイナリーの人気エリアトップ4(1位:ホークス・ベイ、2位:マールボロ、3位:オークランド、4位:ワイララパ)のいずれにもアクセスが良いということが挙げられている。
国外からの観光客のうち8パーセント近くは何らかの形でワイナリーを訪れており、彼らに最も人気のエリアはマールボロ。国別ではカナダからのワイナリー訪問客が最も多く、米国、英国、ドイツと続く。
ニュージーランド・ワイン・グロワーズ、マーケティング・マネージャーのクリス・ヨーク氏は、海外からの旅行者に対しての市場戦略は「グラス・イン・ハンド」であると話す。
「観光客の方々にワイナリーを訪れていただき、実際にグラスを手にニュージーランド・ワインを試飲してもらえば、きっとニュージーランド・ワインが好きになってくれるだろう。事実そのケースがほとんど。そしてその楽しかった体験を帰国後友人や知人に話してくれれば、我々にとって一番のニュージーランド・ワイン大使になってくれる。」
この数年で急成長を遂げているニュージーランド・ワイン産業。政府が力を入れていることもあり、今後も日本を含む世界中にニュージーランド・ワイン大使が増加してゆくことだろう。
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