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ブドウ畑の収益性は、ニュージーランドのワイン産業を繁栄させる鍵であり、コストが上昇し続ける中、生産者は収益性を維持するために適応し、革新する必要がある。
ブラガート研究所(BRI)が主導する「次世代ブドウ栽培」と呼ばれる新しい研究プログラムは、太陽光をブドウに変えてブドウをより効率的に栽培する方法を模索し、これらの課題に対処する予定だ。
「このプログラムのビジョンは、世界が求める優れた品質のニュージーランドワインを提供しながらブドウ畑の生産性を向上させ、収量の変動を減らすことでニュージーランドワイン産業の収益性を高めること」とニュージーランドワイングロワーズ代表のクライブ・ジョーンズ氏は話す。
ジョーンズ氏は、第一次産業省、ニュージーランドワイングロワーズ、および現金や現物で出資するワイン事業の共同投資家7社の間で新たなパートナーシップを締結したことを受けてこの発表を行った。 はブラカート研究所はプログラムの管理と提供を委託されている。
次世代ブドウ栽培は、ニュージーランドの高品質の園芸作物で開発・応用された研究を基に、7年間にわたって実施される。
このプログラムでは、芽と葉の両方による光の遮断を最大化し、それぞれのブドウの木に高品質な結実場所の数と分布を増やすために、いくつかの革新的な植栽と樹冠の構成を試す。
これらの実験は、マールボロ地域圏の商業用ブドウ畑のネットワーク全体で行われる。
BRIの新CEOであるジュリエット・アンセル博士は、「次世代ブドウ栽培は、ブドウ畑の収益性向上と持続可能なワイン栽培に重点を置くBRIの研究戦略に沿ったもの」と語る。
「我々はワイン生産に関するより良い意思決定を行うためのツールと知識を業界に提供することを目指している。プログラムが発展するにつれて、定期的にワークショップやフィールドデイを開催し、より広範な業界に利益をもたらす知識を提供していく」
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