NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
26.10.2008
ニュージーランドのカベルネ/メルローブレンド、世界へ

「ピノ・ノワール」と「ピノ・ノワール以外」と区別されることが多いニュージーランドの赤ワイン品種。前者はすでに世界的地位を確立したと言えるが、後者はまだ世界にその品質を広く知られているとは言いがたい。
そこで、ニュージーランドのカベルネ・ソーヴィニョンとメルローを始めとする、ボルドー・ブレンドをより深く知ってもらうためのイベント、「ニュージーランド・カベルネ・メルロー・フォーラム」が来月ホークス・ベイにて開催される。

以下は同フォーラム主催者の1人であるテ・マタ・エステートのチーフ・ワインメーカー、ピーター・コーリー氏のコメント。
「フランスで『アン・プリムール(新酒の先買い)』が成功しているのを始め、チリやアメリカ、オーストラリアでも、ボルドー品種は各ワイン業界において重要な役割を担っている。そしてニュージーランドもこれらの品種のワイン生産に適した土地を持ち、実際に高品質ワインを造っているため、世界トップクラスのボルドー品種生産国に仲間入りすることはさほど難しいことではないと考えている。その実現に向け、今回のフォーラムでは国内外から多くのゲストを招き、各種講演会を開いたり意見交換の場を持つ予定」

ホークス・ベイ・ワイングロワーズ代表のリン・ベヴィン氏も、カベルネ/メルローにフォーカスした貴重なイベントを、同品種国内生産量の85%を占めるホークス・ベイで開催できることを非常に喜んでいる。

このイベントにより、ニュージーランド・カベルネ/メルローが、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールに次いで世界にその名を馳せる日がぐんと近づくかもしれない。

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