NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
02.08.2009
ヘイスティングス(ホークス・ベイ)、ニュージーランドワインの首都候補に

世界を代表するワイン都市を繋ぐネットワーク組織の1つであるグレート・キャピタル・ワインズの派遣団が、ニュージーランドのワイン・キャピタル(首都)にふさわしいかを見極めるため、ホークス・ベイのヘイスティングスを訪れることとなった。

3名の派遣団は、同じく候補にあがっているクライストチャーチと、オーストラリアの候補となっている南オーストラリアのアデレードも訪問予定。ワイン・キャピタルとして認められるのは一国につき一つのワイン・リージョンのみとされている。

ヘイスティングスのローレンス・ユール市長は、次のようなコメントと共に自信を見せる。
「ワイン・キャピタルに認定されると、ヘイスティングスやホークス・ベイの名が、アメリカのナパ・ヴァレーのような有名なワイン産地として知られることとなるので、これは大変大きなチャンスである。ホークス・ベイにはあらゆるワインが揃っている。そしてワインだけではなく、ホークス・ベイの主要都市、ヘイスティングとネイピアは、空港から宿泊施設への交通基盤や観光スポットも多岐にわたっており、ここには必要条件が全て揃っていると言える」

ホークス・ベイは、ニュージーランド最大のプレミアム赤ワイン産地であり、国際的にも認知されいているクラシック・ニュージーランド・ワイン・トレイルの開始地点でもある。

ホークス・ベイ・ワイングロワーズ役員、リン・ベヴィン氏は、「ホークス・ベイはニュージーランドの赤ワインの最重要都市としての国際的知名度を築きつつあり、今回正式にキャピタルと認められれば、さらに多くのチャンスが訪れるであろう」とコメント、さらに「ホークス・ベイは、飲食業界やワイン関連の教育機関とワインとの繋がりも切り離せないもの」とアピールしている。

また、キャピタルとなれば、海外からの訪問客の増加にも大きく影響すると予測されており、すでに確立されているホークス・ベイ・ワイン・カントリーというブランドにふさわしいとの声もあがっている。

3名の派遣団は、8月26日にボルドー(フランス)、ビルバオ(スペイン)、ナパ・ヴァレー(アメリカ)からヘイスティングスに到着予定。

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