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緊縮政策の影響で、中国におけるワイン消費量は昨年と比べると落ちてはいるが、アナリストの間では、また販売量が復活するとの見解だ。他国の消費者と比べ、中国人のワイン消費者はニュージーランド・ワインにリットル当たりで、かなり多額の金を消費している。ちなみに、中国人はリットル当たり$14.57をニュージーランド・ワインに投じ、カナダ人は$10、アメリカ人は$7、オーストラリア人は$6.50、さらに英国人にいたっては、たったの$5.92しか払わない。ニュージーランド・ワイン・生産者協会のフィリップ・グレガン会長は、国による消費価格の違いには2つの要素がある、としている。
第一に、大抵の市場では(英国では特に顕著だが)、ワインはバルクで輸出され、消費国で再ボトルされる。そのため、ニュージーランド・ワインが中国に輸出されると一リットルに$14.57となるが、これは英国では、$5.92にしかすぎない。
第二に、中国人のワイン消費者は赤ワインを好み、赤は比較的に白より高めである。
現在、中国はニュージーランド・ワイン市場の中で6番目の大顧客ではあるが、2015年6月までの一年間の販売量は$2700万で、金額的にはアメリカ、オーストラリア、英国よりかなり低目となっている。アメリカへのワイン輸出額は、昨年比の13%増の$3億7200万で、その他の主要市場での業績は、オーストラリア($3億6200万),イギリス($3億5400万)、カナダ($9500万)、オランダ($4100万)、となっている。
グレガン氏は「中国市場への輸出額はこれに比べると少ないものの、中国市場の伸びは今後予測される。経済引締政策で市場が落ち込んでしまってはいるが、今後の成長を期待している。どこまで伸びるかの予測は非常に難しい」と語る。
英国の消費コンサルタント会社のミンテル・グループの見解によると、2012年度の成長率18.7 %から2014年度は1.4%という急激な落ち込みの後、中国市場の量単位での成長は、2015年度には 4.6 %に立ち戻る予測をしている。
中国日報が最近はニュージーランド・ワインの予想に関する報じたレポートを掲載した。ニュージーランド・ワイン・生産者協会のアジア地域マーケティング・マネジャーのナタリー・ポッツ氏の言葉を引用し、「2015年に輸出は10%近く上昇した。オンラインでのワイン購入をする中国のワイン消費者が増えている。生産地, 信頼性、食糧安全保障についての懸念がある」と論じている。
ニュージーランド産ワインで一番人気は、ピノ・ノワールだが、グレガン氏曰く「ソーヴィニヨン・ブランが最近ではより人気商品となっている」。ワインはニュージーランドの全輸出物の中での価格換算では第6番目に大きい輸入品である。ワイン輸出は昨年度$14 億以上となっており、2020年には$20億を目指している。
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