NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
03.11.2013
ニュージーランドワインの輸出額が記録的なものに

ニュージーランドワインの2012年度の輸出について、量は減少した一方輸出額は記録的なものとなったとニュージーランドワイングロワーズが発表した。

年度末となる今年6月の時点で、輸出額は3パーセント増となる12億ニュージーランドドル(約960億円)、一方輸出量は5パーセント減の1億6960リットルとのニュージーランドグロワーズによる年次報告書が発表された。

「2012年の低収穫量はワインの供給不足を意味するが、各ワイナリーは市場での立場を良くする機会ととらえた」とはニュージーランドグロワーズ代表、スティーヴ・グリーン氏の弁。

ニュージーランドはワイン輸出拡大のため新たな市場に着手している。オーストラリアや英国など成熟市場への輸出が減少している一方、米国へは13%、ドイツへは25%と急成長を遂げている。

「米国やカナダに対しては成長の大きな可能性がある。アジアも重要ではあるが市場がまだ発展途上の段階。ヨーロッパ本土はワイン自体は浸透しているが、ニュージーランドワインはまだまだ新参者である」とグリーン氏は話す。

ブドウ品種別では、ソーヴィニヨンブランがニュージーランドワイン輸出の約85%を占め、ピノノワールが約6%となっている。

SHARE