NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
05.01.2014
低アルコールワインが好調
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ワイン売り場やカフェで“ライト(=低アルコール、低カロリー)”ワインが増えている。
通常13~14.5%のアルコール度に対し、低アルコールワインは約9%で、低カロリーでもあるとされる。
ニュージーランド国内のみならず海外、特にスウェーデンでも低アルコールワイン市場が急成長していると話すのは、受賞歴が多いことでも知られるセント・クレアー・エステートのニール・イボットソン氏。同ワイナリーのヴァイカーズ・チョイス・ソーヴィニヨンブラン・ライト・ブライト 2013が新たなブームの一つとなっている。
ニュージーランドワイン業界は、ニュージーランドが世界をリードする高品質の低カロリーかつ低アルコールの“ライフスタイル”ワインの生産者を目指していると、ワイン業界と第一次産業省との研究開発プロジェクトが発表された。
ワインのアルコール度は一般的にはブドウの糖度により決まるが、ここ20年ほどはより熟した風味を出すため収穫を遅らせて糖度を上げる傾向にある。
その結果、20年前は12~12.5%だったアルコール度が13~13.5%に上がっている。
新たなライトワイン、ドクターズ・ソーヴィニヨンブラン 2013の造り手ジョン・フォレスト氏は糖度が上がる前に果実が熟すよう異なるヴィンヤードでのブドウ栽培を試しているという。
イボットソン氏は「アルコール度7~8%の早摘みのソーヴィニヨンブランに、風味を与えるために熟したソーヴィニヨンブランをブレンド、アルコール度を9%程度に上げてヴァイカーズ・チョイス・ソーヴィニヨンブランを生産する」と話している。