NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
01.02.2015
マールボロのワインブランド、ニュージーランド航空再編に破れる

ニュージーランド航空がエコノミーとプレミアムエコノミークラスのワインリストの大幅な削減を行い、一社に絞ると決定したことが、マールボロのワインブランドを落胆させている。

ニュージーランド・ワイングロワーズは、ニュージーランドを代表する航空会社がヴィラマリアを唯一のワインの仕入先に選んだと発表した。
この前週には、ニュージーランド航空が国際線ラウンジで使用しているマールボロのビール会社、モアとの3年契約を1年で打ち切ったという動きがあったばかり。

ワインマールボロのジェネラルマネージャー、マーカス・ピッケンズ氏は、ニュージーランド航空の決断にマールボロのワイナリーの多くが落胆していると話す。
「ニュージーランド航空とワイン業界の間には常に協力関係があり、お互いに成長してきたという経緯がある。ニュージーランド航空に対する忠誠心は変わらないが、ワイナリー訪問を目的とする旅行者や搭乗客がこの度の改変により離れてしまう可能性はある」と同氏は続ける。

今回の新たな調達契約は、料飲部門のコスト削減と業者の集中化を計った大幅な再編成の一環と見られる。

ビジネスプレミアクラスに関しては、一社以上からの供給が継続される予定。

ニュージーランド航空とヴィラマリアより、この件についてのコメントは発表されていない。

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